介護タクシー事業を開業しようとお考えの方へ、心に留めておくべき5箇条

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このお仕事に携わって10年余になります。

運行中にふと、思いついたこのネタ。

一見、これから意気込みをもって取り掛かろうと思っていた方の意欲を

そぐように思われますが、

これは実際に運行事業を経営してきて実感してきたもの。

まずはチャレンジしてみて・体験して・工夫して乗り越える可能性も勿論大きいですが、

これを知っていてそれでもぜひ介護タクシーを開業したいと熱意が止まらないようなら、あなたはお客様に選ばれ続ける資質を持ち合わせていると思います。

こんな人は介護タクシーを開業してはならない。

  • 少子高齢化の流れだからと言ってニーズがあり、儲けられると思っている人。
  • 効率・合理化にこだわる人。
  • 積み重ねる事の大事さをうわべだけで理解し、自分の中で実感として感じた経験のない方。
  • 自分の価値観を押し付ける方。
  • 排せつ介助(小便・大便の処理)が生理的に受け付けられない人。

とりあえずこの5点に絞ってみました。

①少子高齢化だから介護タクシーは儲かると思っている

甘いです。

最近呑んだカルアミルクくらい甘すぎます。

その利用するべきであろうニーズの高齢者・障がい者が介護タクシーを利用していただくまでにいくつものハードルがあるのですね。

 営業活動(接客)・販促活動・リーフレット、チラシ・名刺作成など。

 簡単じゃありません。

営業所を置く地域の特性や人口規模、ライバル業者の規模などを考慮しながらPDCAを回し続けなければなりません。

試行錯誤を止めれば即廃業です。

②効率化・合理化にこだわる人

 あえての極論、一般タクシーは乗せて目的地で降ろしてまた次のお客様、、、という乗車回数を重ねて売り上げを積み上げますが、

介護タクシーは乗って頂くまでの介助・おろした後の介助が伴います。

合理化なんて無理だと思います。予約客を効率よく回転させようと意識が強く及ぶとお客様が不快な思いをします。

結果、お客様は離れます。

③コツコツ遠回りして得られる自信・実感を未だかつて経験していない方

 ベッドから車いすへの移乗介助・トイレの排せつ介助・お客様を車酔いさせない安全運行・お仕事を頂く事業所への営業活動など、一朝一夕で身に尽きません。

1年でモノになんてもってのほかです。時には体を痛めてコツを覚えさせるという苦労も必要なんです。

④自分(介護タクシードライバー側)の価値観を押し付ける人

 お客さまである高齢者・障がい者のキャラクター、性格、価値観は様々です。

    自分が絶対に間違っていない、白黒はっきりつけなきゃ気が済まない、、という事にこだわる人は無理でしょう。

 勿論、お客様は神様ではありませんが多様な人々がいてこの世が成り立っているという事実を予備的にでも理解していなければ厳しい世界です。

長期的に見てそれでも自我を通さなければこの場はおさまらない という実感がブレなければそれもありでしょうが。

⑤排泄介助が生理的に無理な人

これは無理な人はいくらやっても無理なんですね。(苦笑)

 慣れでいずれは克服できるものだとワタシの経験上では感じますが、聞く話では、

どうやったって嫌いなものは嫌いという人もいるんです。

ただでさえデリケートなケアが問われる排せつ介助。

 こちらが笑顔で介助しようが他人の目の前で小便・大便を行うお客様は

羞恥心・自尊心を削りながら排泄を行わざるを得ないわけです。

(研修で習いますけどね)

そういった状況で最低限の笑顔の対応が出来ないようでは介護タクシー事業は無理だと思います。

福祉タクシー・介護タクシー経営はそんなにラクじゃねぇぜ?それでもやんの?

楽して経営はうまく回りません。

ワタシもいまだ修行中の身です。

このブログが一つの参考になれば幸いです。

あ、あと、これも参考までに。

コネなし・経験なし・知識なしで月収100万稼ぎ出すノウハウを教えます、、とかありますけど

絶対無理ですからね。

介護タクシー事業経験者なら理解できるはずです。

そんな合理的に回りませんから、

そんなに安定的にお客様は来られませんから。

月収100万を目指すより、目の前のお客様に100万パーセントの価値を届けてください。

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300円で得られる介護タクシー開業者が心に留めておくべき10か条も是非。

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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