副業でこそ福祉タクシー・介護タクシー開業はアリかもしれない

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決して、本業や専業で介護タクシーや福祉タクシーを営んでいる人を馬鹿にしているわけでもなく、

旧来の「一つの事をコツコツ突き詰める・突き抜ける」の固定概念が現代にそぐわなくなっていて、大手企業でも副業を認める傾向にもありますし、副業=適当感・やっつけ感とは言い切れない現状です。

むしろ、本業がいまいちでも、副業の方が売り上げ・利益が増加したとか、

本業で積み重ねた体験・スキル・ノウハウが副業に活きる事だってざらにあるわけです。副業が面白くなってきたからこっちに専念するわ、とかね(笑)

そういった意味あいでも、この、福祉輸送限定の一般乗用旅客運送事業は、今現在、事業を運営している経営者へセカンドビジネスとして、うってつけの事業だともお勧めできるわけです。

あ、漢字の羅列が長ったらしい一般乗用旅客運送事業とは、つまりタクシーを指していて、

福祉輸送限定とは、福祉タクシー・介護タクシーの事を指します。

お客様の対象者(障がい者・要支援要介護者・透析患者・移動困難者)

限定されているから福祉輸送限定なんです。

健常者を乗せてお金は頂けないという事です。

未だに聞かれますので、改めて、お伝えしておきました(笑)

例えばマンション・アパート経営者の方、セカンドビジネスしてみますか?

真っ先に思いついたのはマンション・アパートなどの不動産を所有していて家賃収入が安定的に確保されているオーナーの方でしょうか。ぼんやりとしたイメージですが、不動産オーナーの方のお仕事は

  • 不動産管理
  • 入居者管理

にざっくり分かれるかと。

不動産管理は入居者が住んでいる部屋に関する水漏れ・給湯器故障・テレビアンテナ接続状況などの対応や、共用スペースの廊下・階段・雑談スペースなどのチェック・清掃でしょう。

入居者管理なら、家賃がしっかり入金されているかの確認・遅れているなら督促連絡、入居に当たっての賃貸契約書を交わしたり、退去にあたっての立ち合いだったりではないでしょうか。やる気があるオーナーなら、「部屋のエアコンの具合は?ガスコンロは火ぃちゃんと出てる?」と予防的にコミュニケーションを図るでしょうが(笑)

上記に述べた不動産管理も入居者管理も、日常において、それほど時間を要するものではないでしょう。誤解を恐れずに言えば、一日平均1時間くらいじゃないでしょうか、管理のお仕事って(管理する棟数・部屋数にもよりますが)

しかも、効率的に不労所得を追求する方ならその管理すらも民間会社へ委託する人もいるわけで。

メンドクサイ事や向いていない事はコストを費やしてプロに任せるという選択肢は何ら否定されるものではありませんで。

これらを考察すると、不動産オーナーは時間に余裕があり、かつ、安定的に収入も確保されている金持ち父さんロバートキヨサキ的な存在とも言えるでしょう(言いすぎました)

そんな簡単ではないですよね、事業って(苦笑)

しかしながら、他の業種に比べて、時間に余裕がある・自由が利くという点は否定できないところでしょう。

んで、

こういう家賃収入を得ているオーナーの年齢層は30代~60代と結構幅広いです。

その中で、「生きてく分には何も困らない収入は得られている。しかし、やりがいや人に感謝されるコトがしたい。。何かないだろうか」

と考えている人もいると思うんですね。

いや、

もう実際に、そういう不動産オーナーの介護タクシー開業者は実在していると個人的に踏んでいるんですが(笑)

やりがいを得たいなら最高のビジネス

移動にお困りの障がい者や高齢者へ、専用車両と専門の介助でサービスを提供して、感謝の言葉と対価を頂ける福祉・介護タクシーのビジネスはまさにうってつけだと思います。

ニッチなサービスとして全国的に微増傾向にあるこのお仕事の特徴として、

  • 予約運行がゆえのスケジュール管理が容易
  • 流しが出来ない

というスタイルです。

ぶっちゃけて言えば、仕事をしたいと思った時だけ予約を受けて、別の用事や優先すべき事があれば依頼をお断りすればいいので。

私のように専業で取り組んでいる立場としては、いかに運行スケジュール管理を隙間なく無理なく詰め・お客様の安全を確保しながら・予約件数を上げるかが売り上げに直結するわけですが、

すでに他の事業収入(家賃収入など)で余裕があるなら、無理せずともお客様の予約依頼1件1件にお応えできる強みがあります。

また、50代~60代のドライバーともなれば、運行件数を重ね過ぎる事は身体的疲労を早め、結果、お客様の安全を担保できなくなるやもしれないというリスクもはらんでいます。運行だけじゃなくて前後の介助も行う介護タクシーは一般タクシーとはまた違った疲労が重なりますからね。

また、現実に、こういったニーズはあるんですね。

  • 安ければ利用したいと考えている障がい者・高齢者のニーズ

儲けは求めない、感謝とやりがいが欲しいなら

極論、介助料金や機材料金を頂かなければいいんですよ。

または、半額とかでもいいでしょう。

それって、法律違反でも何でもないんで。

ただし、運賃を不当に値引いては絶対ダメです、今の道路運送法では。

(運賃又は料金の割戻しの禁止)

第10条  一般旅客自動車運送事業者は、旅客に対し、収受した運賃又は料金の割戻しをしてはならない。

引用:道路運送法 第2章・旅客運送事業より抜粋

割り戻しとは、広義の意味あいで、値引きの事です。

値引きと割り戻しの違いを詳しく知りたい方はググってください(笑)

先ほども申し上げたように、移動にお困りの障がい者や高齢者の切なるニーズにサービス料金の安さがある事は間違いないです。

通常のタクシーでは車いすが入らない・介助をしてくれない、しかし、介護タクシーは高い。

利用したくても、高くて諦めざるを得ない

限られた収入の中で運賃・介助料金・機材使用料金の合計負担は正直重い

ならば、収入と時間に余裕のある不動産オーナーがご自身の裁量で料金を決定して、

安さを求めるお客様と繋がればいいのです。何ら、悪い事じゃないでしょう。需要と供給がマッチングした現実じゃないかと思います。

ここで、おそらく、同業者の方から不満などがあろうかと思います。「そんな同業者が増えたら迷惑だし困る!!」ってね。

安さでお客様が喜ぶと思っている介護タクシー事業者はバカである。
うんざりするほどのディスカウントをしたある介護タクシー事業者。そのアホっぷりの見積内容で見事お客様からの予約を勝ち取った事業者の見積内容を公...

この考えに今もブレはありません。ただ、このブログで訴えたかったことは、お客様に選ばれるためにサービス改善や付加価値を付けたサービスを創り出すにはどうすればいいか?を考えもせず・実践にも移さず、手っ取り早く料金値下げで仕事をもぎ取ろうという考えが浅はかで馬鹿だといったまでです。

今まで利用いただいたお客様が安さを売りにしたX事業者に流れてしまったなら、それは、提供した運行や介助・接客が納得頂けるものでなかったと内省すべきですし、単純に、安さが価値だと判断したお客様の優先順位によるものでしょう。

事業者A
私は上質なサービスでお客様に喜ばれ、対価をしっかり頂く!    

または、

事業者B
安さを求めるお客様に私は誠実に尽くしたい!安さを売りにしていこう!

安さこそ価値であり最優先順位だ。

高いけれど納得できるサービスだった、頻繁には無理だが、又使いたいと思う。

どちらも正解ですね。何が良くて、どれが正しいなんてお客様が決める事です。今ある法律や制度の中でどの方向性で事業を展開していこうかを選ぶのも事業者自身の裁量によるでしょう。

介護タクシーの現実を踏まえた上で、やれそうですか?

やりがいと感謝の言葉が頂けて、移動困難者へのささやかな社会貢献としても、このビジネスはアリだと思いますよ。

勿論、安心・安全・丁寧・親切なサービスがお客様に提供される事が大前提なのは言うまでもないことですが。

何時でもご相談受け付けています。

興味のある方はチラッと覗いてみてくださいー。

開業セッションはこちらから

300円で得られる介護タクシー開業者が心に留めておくべき10か条

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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