芥川賞作家・村田紗耶香が世に放つ作品。結婚とはなんだ?家族の定義とは?

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いやー

久々の衝撃本。

これね、賛否両論の

が相当根強いでしょうね、今なら。

序盤から脳みそをラビリンスへ誘う文章構成

皆さんの思う、思っていた、思わされていた

家族

ってどのようなイメージですか。

もっと掘り下げると、家族という最小規模のコミュニティに至るまでに

  • 一目ぼれ・片思い・両想いから異性と交際をはじめ
  • 楽しいデート、つまらないきっかけの喧嘩を重ね
  • そろそろだな、というどちらかのタイミング(概ね男目線)でセックスに至り
  • 意図した・意図せずとも授かった命と向き合う。

このような流れがほとんどではないでしょうか。

まずね、

この前提を物語の序盤でひっくり返されるんですよ。

父親と母親の間に生まれた子供は

近親相姦

であるとか。

(この部分の?は是非、本を読んでください)

物語(アニメのキャラクター)への恋と

ヒトとの恋が両立している事とか。

ヒトとの恋愛よりもキャラクターとの恋愛が純粋であり、

めんどくさいやり取りを重ねるヒトより

性欲の処理も自分で済ませられるキャラとの恋愛が楽であるとか。

夫婦同士のセックスはおぞましいとか。

夫婦という形態でもお互いに恋人が存在し、

そのお互いの恋人同士が揃い、夫婦の家で4人、楽しく語り合うとか。

生身の身体のセックスよりも人口受精がスタンダードスタイルだとか。

もうね。

凄いんですよ、何でこんな物語を書こうと思ったのかって

著者に聞きたくなるくらい。

でも、

若干の違和感を感じながらも読み進める手を抑える事は出来ないんです。

(このブログ作成中、3分の2を読み終えた所)

何故か?

いずれそうなるような予兆が今、感じられるじゃないか。

夫婦だから子供の為を思えば離婚なんて絶対するべきじゃない、

という30年以上前の価値観が崩れ、

結婚なんて紙切れ一枚の契約書だから自分を押し殺してまで共生するべきじゃない

と以前より離婚に踏み切る、踏み切れる流れだったり。

異性への告白で嫌われる・断られるより

3Dキャラ・アニメを思う事の方が純粋であり裏切られないし

というオタクの人間の一定数の存在だったり。

夫婦とは不貞の行為を働いてはならないとの

民法や世間の常識は以前からあるものの、

人間の本能はそれを守る事が出来ず

毎日のように各地で憂さ晴らしやもう一つの恋愛と位置付けるセックスが

行われてたり。

好きで寄り添ったお互いが

いつしかウザい・気持ち悪い・うるさいという存在になり

いがみ合いながらも

そのはけ口は外の不倫相手だったり。

常識なんて世の流れでいくらでも変わる、変わらざるを得ない

現代の流れから未来への啓発書籍のような気がします。

著者の現代社会へのアンチテーゼとも言いましょうか。

人によっては嫌悪感を示す本となるでしょう。

人によっては『よくぞ、言ってくれた!!』と賞賛の拍手を送る事でしょう。

その中間・中庸の気持ちになったという人もいるでしょう。

因みにワタシの今の気持ちは。。。。。。。

(この本を読む前からのふわっとした自己概念)

子供は欲しいけど結婚制度に意識が追い付かない。

意味わからんでしょ(笑)

いやいや、お前、それ矛盾してるでしょ?と思ったでしょ?

それこそが

旧来の価値観に縛られている証左じゃないか。

とにかく読んでみてください。この本。

世間に垂れ流される純愛ストーリーやくだらない恋愛ソングなんかより

カウンターパンチを浴びせてくれる良書となるやも。

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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