シンゴジラに見る日本政府への皮肉。

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映画途中でトイレで抜け出す。通路内のアングルがやけに気になったので。

最早、子供向けの映画ではないでしょう。

非常時に迅速な意思決定・伝達・実行が出来ない

日本政府への皮肉・現状が浮き彫りにされているようで

なかなか見ごたえある映画でした。

想定外・非常時での責任のなすり合いがこの国の現状だ。

おそらく我々国民の目に見えない所、

首相官邸やテレビ放映されない国会の裏事情には

こういった無駄に見える会議が行われているんだろうな

との示唆を含めています。

あらすじとしては未確認生命体のゴジラが表れ

日本国土へ上陸、次々と街中を破壊していくわけです。

国民の生命・財産が失われていく様を

国会議員・首相・官僚・関係各機関はTV映像を見ながら

「このゴジラを食い止めるためには攻撃が必要か」

「今の法律では国以外の生命体に対する攻撃は盛り込まれてない」

「ならばどうする?見過ごすのか?」

「その法律の解釈変更の為の会議を開きましょう。」

最終的の決断は首相にゆだねられていても

その重要な決断を下す総理に周辺の人間は必死になって情報を集め

編集して提供する中で

ゴジラはどんどん都市を破壊していくわけです。

人間が死んでいく。高層ビルが破壊されていく。電車・車が踏み潰されていく。

「早くしろ!どうした!!何をもたもたしてんだ!!」

怒号を浴びせかける人ほど口ばっかり達者で

身体は動いてないわけです。(苦笑)

早く決断しなきゃいけないけれども

それぞれの専門機関はその得意分野以外はからっきしで

一つの到達目標に向かって動いていく中での

上層部の指示を仰がないと動けない

というジレンマに陥るんです。

また、責任は負いたくないから下手な発言は控えようという

日本ならではのあるあるも表現されてます。

この映画は掘り下げていくととても示唆に富んだ映画です。

これからまた起こるであろう

地震

津波

や、考えたくはないけれども

他国との外交の折り合いがつかなくなった時の

戦争

の際、果たして日本政府はその本当の意味での備えが出来ているのか。

この意思決定に際する縦割りの流れが今の状態でいいのか?

それを問うているんです。

介護でも医療でも建設・土木でも飲食サービスでも

その末端に居る現場の人間がその状況を一番わかっているわけです。

その現場の緊迫した空気、決してTV映像・電話等の伝達手段だけでは

リアルに伝わらない惨状を目の当たりにした時

現場にいる人間の判断で自主的に動ける仕組みも作るべきではないのか?

権力、権威を持った人間は

最終的に自分が責任を取るからお前たちの判断で動け!という

どんと構えた肝の据わった人でなければ

災害時・想定外に素早く行動できないんだよという含みを持たせた映画だと

感じました。

個性派の俳優陣で固めた映画 シンゴジラ

やっぱり大滝連さんの表現は味があるなぁ。

どうぞ劇場でご覧になってください。

貴方は自分の言葉に責任を持ってますか?

誰かがサポート・バックアップしてくれる状況に

甘えていませんか?

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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