白タク行為が横行する現在。介護タクシー事業者に求められることは?

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白タク行為とは?

国道交通省からタクシー認可を受けずに自家用車で旅客を乗せ、その対価を頂く行為。

一部例外もあるが第2種自動車免許を取得せずに移送行為を行い対価を貰う事もこれに当たる。

                   介護タクシーめぐりより取材

Facebookタイムラインで流れてきた情報。というか、以前から密かに行われていた事だというのは認識していた。分かってはいたのだけれど。

その白タク行為の不届き野郎を掴まえる?

国土交通省にチクりをいれて廃業させる?

そのどちらもワタシは行わない。何故か?

その手間に注ぐエネルギーと時間をサービス改善・営業活動に配分するべきだと考えるからだ。

介護タクシー組合に加入していた時期にも定例会などで話題の一つとして取り上げられていたし、どこどこの病院の透析患者はどこどこの軽自動車・貨物運送業者が半額以下で送迎しているよ、、という話も耳にしていたけどワタシは無視。(噂レベルの話)

いや、その違法業者名がはっきり特定できているならチクりを入れて国の方から警告なり営業停止処分通達をしてもらうという策もありだろうが、そういう動きがあるらしいよ、程度ではどうしようもないではないか。

探偵でも雇ってみる?

そんなお金あるなら福祉機材をパワーアップさせたいし、介護スキルアップのための研修費用に充てたい。注ぐべきエネルギーの配分はそこじゃないだろう。

安きに流れるという人間の心理はいつの時代も一定数いるしそれ自体はヒトとして当たり前の事ではないかと思う。あのバブル時代はもう帰ってこないのだ(学生で体験してないけどw)

例えば、ここ最近のユニクロの品質・デザイン性は創業当初よりも格段に上がり有名ブランド品と見比べてみても遜色ないほどだ。同じデザイン・同じ素材の衣服で¥50000と¥5000ならどちらを選ぶか。

言わずもがな、¥5000を選ぶ人が多いのではないか。勿論、貧困社長のワタシもそういう選択肢である。というかそれしかないw

交通機関のタクシーに関しても顧客アンケート結果から読み取れるように安さを求めているニーズがある事は間違いない。→タクシーに対する不満

しかし、それ以上に安全性や快適性やドライバーの接客スキル、遠回りをしない、ワンメーターの距離でも親切に対応してほしいという声も多くあがっている。運賃は高くてもそこらへんはしっかりしろよ、という利用者の声だ。

我々介護タクシー事業者自身もお客様から頂く料金がけっして安いものではないという事は理解しており、そのうえで、その料金に見合う・それ以上の接客サービスを提供すべく日々運行に当たっているはずだ。まずはその自覚をしっかり確認したい。

白タク行為は正直気持のいいものではないがそういう違法行為をしてまで旅客運送行為を行っている奴のサービスなんてたかが知れている。しかも、万が一の際の保険加入も行っていないだろうし、介助レベルも素人並だろう。目くじら立てる必要はないと思う。そういう違法行為を行う事業者はそんなに儲けているとも思えないしほっとけばいいのだ。

過去の高速バス事故の経緯もあったように安さの裏にあるドライバーへの身体・精神的負担から安全性が担保されない事実は目にしてきたではないか。

スキーバス転落・高速ツアーバス事故相次ぎ規制強化

消費者・利用者も安さの裏側を学ぶべきである。

ワタシごときが生意気言って申し訳ないがやっぱりそういう事なのかなと思う。

効率的・合理的な仕組みやITツールを活かして利用料金・消費額が安くなるという側面は否定しないけれど安い=何かの不足と捉えるべきだろう。そしてそれを選ぶ消費者もそれを理解したうえでその事業者を選ぶならそれはそれでしょうがない。

これまで事業者・事業者と吠えてきたが白タク行為は個人でやっているものもある。顔なじみのつながりで利用する側と白タク行為を行う側のマッチングで密かに行われている現実もあるだろう。

「見知らぬ介護タクシー事業者に高いカネ取られるよりは顔なじみのアンタにお金払うさ」

「○○さん、介護タクシーの半額で送迎するよ。年金も少なくて大変でしょう?」

こういった声は日本のどこかで日々飛び交っているはずだ。顔なじみが故、親戚知人の関係性が故に法の目をかいくぐって違法行為を行っている現状もあるだろう。それを提供する側と其れを選ぶ側のマッチングが出来ていると取れなくもない。望ましくはないがアリと言えばありなのか。

そんな事よりも我々介護タクシー事業者は今ご利用いただいているお客様を大事にし、これから利用するであろう新規ご利用者に利用料金以上の顧客満足度を持ち帰ってもらうよう運行経験を重ね、スキルアップも怠らず、介護タクシーの認知率アップの為に営業活動を個々で取り組むべきなんじゃないかと思う。

チラシ作り・リーフレット作成・ホームページ開設、改善・ブログ更新・ケアマネ相談員への営業活動などやるべき事はいくらでもある。白タク違法行為共は勝手に潰れていくのでほっときましょう。

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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