この記事を執筆する3日前に、うっすら構想が浮かびました。
けれども、魂をつぶす自粛期間中があったからこそ、我々は外出先で大切な人とふれあい、食事や体験を共有することの大切さを感じた。
外出先での消費はこれからも冷え込むだろうけど、外出そのものは絶対になくならない。むしろ、1つ1つの移動や外出に意味と意義を見出すんじゃないか
これだけじゃ伝わりませんよね(笑)、
もう少しかみ砕いてみたいと思います。
電子書籍で障がい者うぇるかむ飲食店と美味しい沖縄料理をPRしたい方はこちら
バリアフリーPR飲食店がバリアフリーじゃない理由 障がい者たちの嘆きがそこにある
沖縄版バリアフリー飲食店・電子書籍出版を決意したあと、当事者の車いすユーザーら障害者とそのご家族がどのような気持ちを抱くのか?私の独りよがりの企画じゃなかろうか?という不安もあったので、LINE公式友だち登録いただいているメンバーにアンケートを取ってみたんです。
あ、良かったらお友だちになってください(笑)。沖縄の旬な観光情報やバリアフリーについて発信してますので。
このような問いを投げかけてみたんですね。
答えは、
登録者25名中4人から反応がありました。
反応率16%でして2割を満たしていませんが、車いすユーザー本人やそのご家族からお手間を頂戴して賛同のコメント下さったことは私にとって大きな財産です。
友だちが少ないことで世間をザワつかせている私にとっては、これ以上ないリアクションなのです。
これで、電子書籍出版に向けての決意が固まりました。
障碍者はどこでも食事できない事情がある 電子書籍でその悩みを吹っ飛ばしたい
アンケートを取ったユーザーやこれまでに接してきたお客様へ、土地勘のない場所にある飲食店利用について伺ってみると、
- グーグルにあるバリアフリー情報を頼りに現場へ行ったらバリアフリーじゃなかった
- 行きたい店舗のGoogleマイビジネスやウェブサイトに店内外・トイレの情報(写真/数値)が掲載されていない
- スタッフが障がい者対応に慣れていないせいもあってか、迷惑そうな態度をうけた
これらの理由で外出がおっくうになっているんですね。
これを何とかしたいと思っています。
障碍者の外出に対する悩みや不安の根源を掘り下げてみると、自分の身体状況と照らし合わせてお店に入れるか否かの判断材料が少なすぎるから、意欲的に外出できないわけです。
行けばどうにかならないことが多いんですね、障がい者たちにとっての外出先は。
15㌢段差や10段以上連なる階段、手すりのついていない大人1人分がやっとのトイレや通路幅では、彼らにとってバリアフルでしかない。
ならば、電動車いすユーザー・視覚障碍者・聴覚障害者・脳性マヒ・福祉バギーの方々をガイドしてきた私なら、
当事者目線に寄り添った情報発信ができるかもしれない、そしてそれは、説得力あるガイドブックになるのではないか
そう考えました。
このwebサイトでもバリアフリー飲食店・ホテル・観光地の3カテゴリーを設けていくつか情報発信してきましたし、SNSでも呟いてきました。
店舗オーナーに褒められたこちらの記事を参考までにごらんください。
他の記事においても、車椅子ユーザーから「分かりやすい」とお気遣いのコメントも何度か頂戴していますので、もう、俺がやるしかないだろ と勝手に使命感を抱いたわけでして(笑)
なお、誤解のないように申し上げますが、今回の企画は、〝障がい者本人とそのご家族・介助者が行きやすいお店/介助しやすいお店紹介〟 という趣旨でございます。
なぜ電子書籍出版なのか
オンラインコンテンツ販売にあたって色々リサーチを重ねた結果、Amazon kindleでの電子書籍出版を検討しております。
その理由は以下になります。
- だれもが日常的に使っているツール(スマホ&タブレット)で、いつでもどこでもチェックできるから
- 本屋に買いに行く手間よりも、お家に居ながら無料インストール&コンテンツ購入できるから
- 出版したあとも店舗情報の追記/編集作業が容易だから
- SNSやオンラインツール活用に抵抗がない障がい者は今後増えていくから
- 世界の障がい者にも情報提供できるから
- Amazonの知名度
障碍者が電子書籍版【沖縄県 バリアフリー飲食店ガイドブック】 を手に入れたらどうなる?
介護タクシー乗務員が取材/発信する内容は説得力あるため、障碍者本人や家族は検索する手間がはぶける
↓
外出意欲がわいてくる
↓
沖縄ならではの美味しい料理とゆるい空間にすぐアクセスできてストレスフリー
↓
悩む時間・問合せに要する時間が減ってゆとりがうまれる 旅や観光が楽しくなる
健常者以上に、障がい者は土地勘のない場所・行ったことのない場所に対する大きな不安を抱いているものです。
その不安から解放されるツールとなりえるでしょう。
障碍者もウェルカム 沖縄の飲食店が電子書籍に載ったら(取材を受けたら)どんなメリットがある?
◆接してきた経験がないから何となく遠ざけてきた 外出先バリアに悩む顧客層とふれあうことで、美味しい沖縄料理を食べて喜んでいる空間を一緒に共有できる
◆少しの手間と少しのお金を費やせば、障碍者を受け入れられることに気づけて、当事者から想定外の感謝の言葉をいただける
◆障碍者が利用しやすい空間はだれもが利用しやすい空間なので、口コミにもつながり、喜ばれる経営がつづけられる
◆現在、電子書籍での沖縄版バリアフリー飲食店ブックは出版されていないので、他店とのPR差別化につながる
私はただタクシー運行と介助を提供してきただけなのに、お客様本人とそのご家族から予想外の「ありがとう」をいただけました。
びっくりしたんです、当たり前のことをやってるだけなのに。
しかし、その考えが驕りでした。
障碍者たちにとって、外出できることは当たり前なんかじゃない。
外出は特別でエネルギーを使うんです、いろんなバリアがあるので。
そんな状況をかいくぐってたどりついた先でいただく美味しい沖縄料理は、格別なんですね。
「旅先(外出)の醍醐味は人と食と空間である」
オーナー自慢の料理を食べて喜んでいる障がい者とそのご家族が、店舗スタッフとも楽しい会話を交わし、またの再会を誓う。
そんな空間を、今回の企画で創りたいと私は思っています。
そして、その空間創りには飲食店オーナー・スタッフの協力が必要なのです。
介護タクシーめぐり的 ぜひとも紹介したい心もバリアフリーな沖縄飲食店の基準
14年の運行経験と食べ歩きから養われた価値観をもって、紹介したいバリアフリー飲食店の基準は以下です。
優先度の高い順から記しております。
なお、基準を満たしていないから障がい者は利用できない…わけではありません。
大掛かりな工事をしなくても、すこしの配慮とゼロ円~数万円の投資で、解決できる手段やツールがあります。
1)店舗入口付近に連続した段差や凸凹/ぬかるみがない
※入口ドアが引き戸だと最高
2)テーブル/カウンター席が1か所以上ある
※テーブル下と床面の間が650mmならベスト
※座敷なら車いすを降りたたんで置かせてもらえたら最高
3)店内・通路幅が、いちばん狭いところで700mm確保されている
4)店内で車いすがUターンできる場所が1か所以上ある
5)店内からトイレまでの導線上に段差がない
6)トイレ入り口幅が700mm以上あって段差がないフラット床面
7)便器中心から500mm左右どちらかに手すりがついている
8)トイレ室内で車いすがUターンできる
9)筆談に対応してくれる
10)電子マネーorクレジット決済ウェルカムである
基準や条件がふえていくごとに快適・飲食店というわけですね。
最優先事項の1と2についても、少しの配慮で車いすユーザーを迎え入れることができます。
電子書籍でPRしたい沖縄飲食店のジャンル
ターゲットイメージは、はじめて沖縄観光にのぞむ本土在住の障がい者です。
ただ、沖縄在住の障がい者も、心がバリアフリー飲食店情報を欲しているはずですし世界中の障がい者もそう思っているでしょう。なのですべての障がい者です(笑)
ジャンルはこんな感じです。
- 沖縄県民が愛する食堂
- 新鮮直送オリオンビールが呑める居酒屋
- 美しい沖縄の海が見えるカフェ
- ここ最近店舗増えてうれしいラーメン屋
もし出版が好評をいただければ、おしゃれなバーとかも検討したいですね。
介護タクシーめぐりから沖縄県内の飲食店にお願いしたいこと/伝えたいこと
さてさて。
この企画も、飲食店オーナーとスタッフのご理解ご協力なしには実現しません。私の独りよがりの想いなどそう簡単には実現しないのです。
まず、この企画の趣旨を理解した飲食店オーナーにおかれましては、下記のお願い事項をこちらのブログでお伝えします。
ご賛同いただけましたらお手数ですが、ページ下部のフォーム各欄に記入&送信いただけますでしょうか。
サクサクっと記入くだされば3分もかからないです。
①障碍者や難病の人にも自慢の料理と空間を楽しんでもらいたい気持ちがある
まず、飲食店オーナーにこの気持ちがなければ企画終了でございます。。
障碍者を招き入れるにあたって特別なスキルはいりません、大金を投じて設備を整える必要もないんです。
ただ、障がい者ウェルカーム精神さえあれば、解決できることはありますし、私の方からその提案もできます。
どうぞよろしくお願いいたします。
②店舗内外とトイレの撮影許可をお願いします
車いすユーザーら障がい者たちが、一番気にしているポイントです。
ここの情報開示を障がい者らは切にせつに求めているのですが、クレームを恐れてか? ホテルも飲食店も観光施設も積極的に情報発信しないんですね。
視点と姿勢を柔らかくズラしましょう。
どういうことかと言いますと、
飲食店側が情報を出しきって、それでも利用してみたいと問い合わせた人たちにだけ、今できる範囲のサービスを提供すればいいのです。
このようなお客さんはごくごく一部です、というか、14年障がい者高齢者をお運びしてきてこのような非常識クレーマーは一度も見たことありません。最後のクレームはよく見かけます。
私が接してきたお客様は、情報を出さないことに嘆いておられるのです。
完璧なバリアフリー設備を求めているんじゃないんです。
行けるかどうかの判断材料が欲しい、ただそれだけなんですね。
もちろん、入り口スロープ化やオストメイト対応トイレにしてもらえれば、喜び指数爆上りは間違いないのですが(笑)
③いちばん食べてもらいたい自慢の料理の写真素材とPRポイント提供をお願いします
ホームページに掲載している画像素材でもいいですし、SNS投稿している写真でも構いません。
自慢の料理or食べてもらいたい1品の写真素材と、その料理のこだわり/お店のPRポイントを50文字程度で用意して頂ければ助かります。
(50文字の分量を視覚的に示すとこんな感じでこんなかんじでこんなカンジになっています丁度50文字です)
写真素材がなければ、私の高性能スマホカメラでよろしければ撮らせていただきますし、PRテキストもお店のパンフレットをいただければ編集して介護タクシー乗務員の言葉でPRさせていただきます。
取材に関わる交通費その他いっさい無料でやらせていただきます
勝手に使命感を覚えて、貴重な営業時間の一部をいただくわけですから、無料以外に選択肢はありません。
また、店舗自慢の一品の料金も当然こちらでお支払いします。美味しい沖縄料理を私の言葉で表現したいと思っています。
世界の渡部(おっと…)より舌も表現も肥えていませんが、脳みそフル回転でPRさせていただきます。
取材の流れ/方法
訪問取材の場合
店舗側が取材対応しやすい時間に沿って訪問しますが、介護タクシー乗客への対応などにより、到着が前後する場合があります。代表者1名車両1台での運行体制ゆえに、ご理解くだされば大変ありがたいです。
取材時間帯ですが、ランチタイムなどの忙しい時間帯をさけて、例えば15:00~16:00などや、OPEN30分前に訪問させていただくなどいかがでしょうか。
撮影・食事・聞き取りをふくめて、取材時間はおよそ30分前後を予定しております。
営業のご迷惑にならないよう、最新の注意と配慮をはらいます。
メール取材の場合
コロナ禍で経営もたいへん疲弊している中、そして、仕込みや営業OPENに向けて準備中に見ず知らずのタクシー乗務員がお邪魔することは正直迷惑だと思います。
もしご協力頂けるのなら、バリアフリーポイントをふまえた店内外の撮影とトイレ内観の撮影を店舗側のタイミングでお願いできますでしょうか。
バリアフリーポイントについては、この記事の見出し「介護タクシーめぐり的 心もバリアフリー飲食店の基準」に記しています。
下記のテキストをクリックすると見出しにジャンプします。
- いちばんPRしたい料理の宣材写真1枚とPRテキスト
- 店内外写真3枚
- トイレ内観写真2枚
- 店主から障がい者へ伝えたい一言
を弊社メールにそえてくだされば、編集してページを作成します。
出版前の校正チェックも営業のご迷惑にならないよう、メール送受信回数を最小におさえる配慮を行います。
まとめ
今回のオファーを行っても、問合せがいっさい来ない可能性が94.7%でございます。
その場合、私の独断と偏見をもって店舗へのオファーをおこないます(笑)
その際は、どうかご協力をよろしくお願いします!
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