介護タクシー予約を現場でキャンセルされる悲劇(笑)

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久しぶりのカウンターパンチでした(苦笑)

2016年を間もなく終えようかという師走の季節、突如として予約のお電話が。

「退院なので今から迎えに来てほしい」

「家族に連絡しても皆用事があって対応できない」

「家族側も介護タクシーで帰ってきなさいと言っている」

その方は以前にもご利用があった関係性で、もっと厳密にいうと、その方の弟さんが障がい者支援施設に入所していて、時折実家までの一時帰宅で介護タクシーを利用されていた。窓口の連絡として姉にあたるこの方とは何度かやり取りを行っていた。

今回の予約問い合わせはその姉自身が病院に入院していて(精神疾患者が多い)、退院したいという申し出。ワタシは何か違和感を感じながらもすぐさま体制を整えて病院へ向かった。

病院へむかう道すがら、もやっとした違和感が信号待ちのたびに湧き上がってくる。何だろう、この違和感は。何か、スムーズに事が運ばない運行になりそうだ、そう思いながら病院へ到着。その直後に再び電話が。「足も痛くて歩けないから早く迎えに来て」

ワタシ

「お待たせしました。車いすをもって病室まで上がりますね」

エレベーターのドアがサッと開くとそこは全面ガラス張りの囲いが施されていて向こう側にいる看護師のカギがなければ入室する事は出来ない構造となっていた。○○さんをお迎えに上がりました、とワタシはいぶかし気な表情をしている看護師に挨拶をし入室を許可された。依頼者本人はワタシが準備した車いすに乗っかり病室にある荷物を取りに行こうと促した。

そのやり取りを眺めていた看護師はワタシに尋ねる。

「すいませんが、ご家族の方。。。。ではないですよね?」

介護タクシーのドライバーで以前にもご利用があった関係性でお客様本人から退院の申し出があったのでお迎えに上がりました、という旨を伝えると看護師は「ご家族の誰かが病院にいらっしゃらないと退院の許可や一時帰宅が出来ないんですよ」というではないか。

ここで大まかの状況が見えてきた。

この問合せ本人は看護師の監視の目をかいくぐって携帯で直接ワタシに介護タクシーを依頼。入院の経緯ははっきりしないが病院のスタイルからも伺えるように精神の不安定で家族側で対応できずの入院となったのだろう。しかし、本人は実家から隔離された病棟での暮らしに次第に苛立ちがつのり病院側と家族の合意がキチンと得られないままワタシに電話をかけてきた経緯なのだ。

ワタシの違和感とはつまり、精神疾患者が入院する病院の患者本人が直接介護タクシーの依頼を行った行為そのものに直感が働いたのだ。振り返ってみれば、精神疾患者に限らず退院利用では家族側か病院・連携室相談員が介護タクシーの依頼を行っていた。患者本人が直接、、というのはほぼ記憶にない。ここに関して違和感を感じながらも予約依頼を請け負ったワタシの未熟さにある。キチンと確認を取るべきだった。

当・営業所からお迎え先病院まで往路30キロはある距離を走り、一円の売り上げも発生しなかった現実はまぁ、キツイものがある(苦笑

本来ならキャンセル料¥2000発生しますから今後このような事が起こらないようにしてくださいね、と注意を促しワタシは病院を後にした。どう考えてもキャンセル料が取れそうな雰囲気でない事を察知しながら戻りのエレベーター内でワタシは軽めの舌打ちと強いため息をどっと吐き出したのだった(笑)

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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