24時間・夜間対応介護タクシーを掲げてみたものの対応依頼はそんなにありませんよ。

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これから介護タクシーを開業しようと志ある方、そして、夜間体制を整えている同業者へ送るブログとなりましょう。そして、

スパッと結論から申し上げましょう。

やるべきでないし、そんなに儲ける運行体制でもない。

何時依頼が来るかわからないという現実とドライバー自身の体調管理という観点から。

ワタシもこのお仕事を始めた当初、24時間365日を掲げていた懐かしき過去があるのです。

何せ、お仕事が欲しい。運行依頼が一件も入らなければその日の売り上げはゼロ。

1+1=2。 意欲情熱親切丁寧度合い100%×予約件数0=売り上げ0円。

一件でも仕事が欲しい当初は夜の依頼だろうがてっぺん超えた25:00だろうがいつでも依頼お待ちしていますよ、と強気でPRしていたものですが。

24時間、つまり、日中のみならず夜間の突然の依頼にも対応しますよと謳う事は関係先機関への介護タクシーという認知率の低い業種の強いPRになりますし、逆に言うと、そういう移送は介護タクシー以外に成し得ない事なんですね。開業当初は熱を入れて携帯が鳴り響くのを心待ちにしていたものです。

因みに関係先機関とは主に総合病院・県立病院などの緊急・救急医療体制が整っている施設です。ここの看護師師長や連携室相談員に強くPRするとイイでしょう、昼も夜も介護タクシーで稼ぎたいという熱意ある・体力には自信ある酒嫌いのストレスに強い方は(そんな人いるのか?w)

何故、病院限定なのか?

介護施設や一般家庭にも一応営業した方がイイんじゃないの?可能性はゼロじゃないでしょ,

と思われましたか?

介護タクシー夜間帯依頼=救急車搬送後の処置が済んで帰りの交通手段がない時のニーズだから。

そういう事なんですねぇ。勿論、100%そうだとは言い切りませんけど。

経験上、ほぼそうです。

訪問介護や障がい者福祉サービスに携わったことがある方なら常識ですが、夜間帯とは18:00~22:00を指します。22:00~6:00までを深夜帯といいます。その時間に行われた身体介助は夜間帯で25%割り増し、深夜帯で50%割り増しで請求されます。

一応、参考までに。

このブログでは仮に18:00から6:00までをざっくり夜間帯といいましょう。

介護施設や一般家庭で車いすユーザーや要介護者・要支援者が体調を崩して一刻の猶予もならないと判断された時、救急車を呼んで搬送してもらいますよね。

その時々の体調やその人の持病・疾患にもよりますが平均1週間から2週間は入院して体調を整えて帰る事が出来るものです。例外もあって、救急搬送後6時間以内には帰って良しと判断される事もあります。その体調改善後の帰りの移動手段で介護タクシーや民間救急の出番となるわけです。車椅子・リクライニング車いす・ストレッチャーの移送機材を備えているわけですからね。

介護施設や家庭に自分の車いすを置き忘れていても介護タクシーの移送機材を借りれば無事に安全に帰れるというわけです。というわけなんですが、この夜間依頼がそうそうあるものでない。

同業者のサイトも度々拝見させてもらっていますが24時間運行体制を謳う所もありますね。これって複数人のチーム体制で整えている会社もあれば、協会・団体でもっと厚みをかけて交代制で夜間依頼に備えている組織もあるわけです。救急体制を整えている病院側からしてみればありがたい存在でもあり、その組織がある事で医療業界のわずかな下支えとなっている事は否定できません。

しかしながらその運行体制を整えているのは紛れもない人。ヒトですよ。生身の人間。

基本、人間は24時間気を張って働き続けるなんて出来ませんよね、ターミネーターでもない限り。

ワタシも過去、夜間体制整えていたからわかるのですが何時依頼が来るかもしれない状況に備えて体調・体制を整えるってしんどいです、プチストレスです。しかも、整えている割に依頼はほぼ無しです

先ほども申し上げたように救急搬送された後は医師が退院してもイイよと判断されるまで患者は入院します。そして退院のお迎えの介護タクシー依頼は午前であることが多いです(あくまでもワタシの営業圏内のお話)。

地域によっては夜間介護タクシー依頼が多い所もあるようですが、それだって毎日毎日あるわけじゃないでしょう。10歩譲ってそうだったとしても身体持ちますか?夜はゆっくり家族と過ごしたくないですか?クダラナイ馬鹿話で居酒屋でストレス発散したくなりませんか?

ワタシが夜間対応をチラシ・リーフレット・サイトから削除した経緯はここにあります。

誤解の内容に言いますが事前予約であれば夜間でも対応しますよ。例えば利用日前日に、

夜の23時に同期会の打ち上げが終わるから迎えに来て」とか、

「朝早くの飛行機だから5:00に迎えに来てくれない」とか。

※実際に対応した話ですけど(笑)

予定がハッキリ決まっているものは朝の4時・未明だろうが26時だろうが気持ちよくやらせていただきます。それはそういう時間帯に介護タクシーでなければ移動できないというニッチなニーズが事前にはっきりと明確にドライバーに伝わっているからなんですね。

いつ予約依頼が来るかもわからない夜間体制の為に神経すり減らすのは御免だなと判断したまでです。

勿論、ワタシのお話は沖縄県の一部地域での事です。夜間もバリバリ働きたいという方は現にいらっしゃるでしょうし。しかも運行依頼一件に対する売り上げは大きいですからね。

  • メーター運賃2割増し。
  • 別途・夜間運行料金
  • 夜間介助料金割り増し

これらが日中の料金に追加されます。これも地域によって違いますし、事業者の方針によって夜間料金の追加額も様々です。しっかり問い合わせて確認された方がイイですね。あ、あと、夜間体制を整えるなら曜日を決めるというのも一つの手です。

月曜日・水曜日・金曜日は対応できますよ、とかね。

その日は震える手を握りつぶしてお酒を一切断ちましょう(笑)

まぁ、夜の対応ってそうそう長く続けられないんだけどね

オッサンの体力も限界があるからw

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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