何故タクシー運賃は高いと言われ続けているのか。介護タクシーなら尚更…!?

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先日、当日予約の新規お客様家族から、病院までの片道搬送依頼を受けました。

吐き気を催しているようで、しかし、救急搬送依頼までは至らないという微妙なケースでして。丁度、その介護施設から10分圏内に居合わせた事も重なって私はご依頼電話から10分後にはお客様をお迎えして高速道路を活用し、

ご家族が待つ病院でお客様の受け渡しを完了したのですが。

お客様家族A
えっ?¥5000もするの?

度々このような瞬間に立ち会うのですが、若干心苦しく感じるものの、頂くべき対価は頂かねば事業者自身のモチベーションやお客様を安全に快適に移送する事業車両の維持を保つことは難しくなってきます。

しかしながら、福祉タクシー・介護タクシーを利用するお客様からすれば、そんな経営の内情は知ったこっちゃねぇよ、

が本音でありましょう。

つまり、

私が完遂したお仕事内容とお客様ご家族のお財布から出ていく支払い料金が、釣り合っていないと感じられたからあのような呟きを発せられたのでしょう。

お客様ご家族は今回に限って言えば、介護タクシーを利用した価値以上のお金を支払わされた と感じた事でしょう。

タクシーの価値って一体どこにあるのでしょうか。

更に、介護タクシーの価値って一体なんでしょうか。

タクシーの価値とはピンポイント輸送にある

一言で述べればそうなりましょう。

  • お客様の自宅玄関先まで
  • お客様ご希望の指定地まで

タクシー車両がピンポイントでお迎えに上がり

  • お客様ご希望の目的地まで

3メートル誤差の範囲内に安全にお客様自身を移送する、この行為こそがタクシーの価値なのです。これは公共のバスではなしえませんし、電車・新幹線などの乗客を移送する他の交通機関も同様です。

大量の乗客移送は不可能ですが、お客様やご家族が求める目的地にダイレクトにピンポイント(しつこく)でお届け出来る移送はタクシーならではの価値と言えるでしょう。

介護タクシーなら?

介護タクシーであれば、時に、お客様の自宅内のベッドから車いすへ移乗し、段差を乗り越え、タクシーへ乗車させたり、

介護施設職員から患者様の引き受けを行い・現地(病院・ホテル・観光地など)で落ち合うなど一般タクシーでは行えない介助や状況判断を提供する事が可能です。

沖縄観光ドライブであればバリアフリー観光地への案内は当然の事ながら、お客様希望の観光メニューが実現可能かどうかのプランニングの検証や代替え案を提案したり、

渋滞ロスによる長時間ドライブによる身体への負担を考慮して訪問観光地を減らしたり観光ガイドブックやTVでは見聞き出来ない、現地ならではの情報などを惜しみなく提供したり。

これは、現地生まれ現地育ちのドライバーだからこそお伝えできる価値です。

古宇利大橋とか

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伝統芸能エイサー鑑賞とか(7~9月が見頃)

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また、お客様の身体状況に応じて身体に負担なく移送するために様々な福祉機材を活用して、それに見合った介助を提供して移送ミッションを成功させます。

そこにこそ、福祉・介護タクシーの付加価値があり、その対価を運賃に上乗せして料金を頂く流れとなっているのですが、この部分が伝わっていないと介護タクシーは高い!という評価が下る事になってしまいます。

タクシー運賃は減点評価方式で高く感じてくるものである

ピンポイント輸送が価値であると同時に、それを当たり前にやってくれるだろ? が、タクシーを利用するお客様の本音です。

ピンポイント輸送は当たり前だからタクシーを利用しているのであって、それ以外のマイナス要素を感じられた瞬間からお客様のタクシーに対する評価はダダ下がりの一方となりますし、より格安で移動できる公共交通機関(バス・電車)へとお客様は流れてしまうでしょう。

評価のダダ下がりの実例と言えば、

  • 加齢臭漂うオッサン車内の空気感たるやドライバー
  • 急発進・急ブレーキ・急加速で不安を煽る行為のドライバー
  • ナメた口を利く世の中知った風なおしゃべりドライバー
  • 挨拶すらもなければ移送中に一言も喋らない無愛想ドライバー
  • ワンメーター(沖縄であれば1.75キロ圏内)移動なら舌打ちするドライバー
  • 清潔感を感じられない服装を惜しげもなく提供する残念ドライバー

このような低レベルサービスを提供するドライバーが蔓延しているから(こちらが思っている以上に)、顧客アンケート調査で

お客様A
運賃が高い!  

と一刀両断されてしまうのです。

我々プロドライバーはその運賃や介助料金を頂く意味を再認識しなおさねばお客様に選ばれませんし、その価値が伝わるように日々の仕事を誠実に積み重ねていくしかないでしょう。

また、自分にしか提供できない付加価値とは?

を考えながら。

伝える事は難しいし、伝わる事は更に難解だと痛感する移送でしたね。

300円で得られる介護タクシー開業者の心に留めておくべき10か条

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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