構音障がい者へのアプローチはあせらない、せかさない、さえぎらない。

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先日の新規のお客様とのお買い物同行運行にて。

およそ60代前半の男性。

左半身にマヒのある障がい者でした。

構音障害とは。

聞き取りはしっかり出来るものの、

自分の思いを伝えるまでに時間がかかったり、ろれつが回らなかったり

正しい発声が出来ない症状の事。

お客様の目的は靴の購入、ハーシーキスチョコレート(沖縄の人ならご存知(笑)と

施設お部屋に置く芳香剤などのお買い物でのご利用になりました。

エエ天気に恵まれました。数か月ぶりの外出だそう。

エエ天気に恵まれました。数か月ぶりの外出だそう。

お客様とのコミュニケーションを取る中で

気を付けたポイントが

お客様の言葉をさえぎらない。

お客様の言葉が出ないからと焦ってこちらの思い込みで片付けようとしない。

お客様が拙いながらも言葉を発しようとする所でせかして

これでいいだろ、いいでしょ、とあおってはならない。

時々、施設職員がなれ合いの関係からか

『はい、これだよね?そうだよね?』

と決めつけて利用者の意思を尊重していない光景を見かけたりします。

もしかすると、

日々の業務のスケジューリングに追われ

当初はそのような利用者に対して傾聴していた姿勢も

慣れと言う仕事に対する意識の軽薄化につながったのかも。

だからと言っていいわけでなく。

ワタシは介護タクシーと言う職種柄、色んな所を飛び回り、

あちこちの施設で職員の方々の動きを見る環境にあり

どうしても粗が見えたりすることもあるものです。

その瞬間を見た時、

自分自身もリピーターのお客様に同じような行動・態度をとっていないか

振り返る材料となったりもするのですが。

今回の靴の購入の事例でもあらかじめ、

『好きな色、好きな形のやつ見かけたら教えてくださいね~』

と声掛けして。

陳列棚に並ぶ靴がしっかりと目で確認できるように

ゆ~っくりと(1メートル進むのに2秒以上かけて)車いすを押し、

お客様が買い物で後悔しないように寄り添います。

何せ言葉がはっきりとしないため

お客様自身の意思とこちらの受け取りが一致しない事は

しょうがない事で、

そのしょうがないという事象を

時には苛立つ感情を抑えながら

どれだけその人自身の気持ちになれるかが大切だと思うのです。

正直に告白しますが、苛立たない事はありません。

苛立ちます(苦笑)

しかし。

今まで身体機能にそれほどの不具合もなく生きてきた大人が

ある日を境に

車いす生活を余儀なくされる、、、という現実を

どれだけ自分の事として捉えられるか。

この想像力なくして寄り添う介助が出来るのか。

想像力は大事だと思うのです。

想像力とは視点の引き出しの多さである。

なんてそれっぽい事を申しあげて候。

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花城 健

合同会社 代表社員兼 介護タクシーめぐり運転手  1978年 沖縄県・金武町生まれ   旅行をあきらめる障がい者・歩行に不安のある高齢者へ沖縄観光の成功を一緒に考え、現地ならではの情報提供を行い、ゆったり・ゆっくりの小旅行を企画する日本で数少ない駆け込み寺型の福祉・介護タクシードライバーでもある。 良質な情報に触れ・多少の不便を受け入れ・体験したいコトを明確にすれば、障がい者高齢者の旅行は必ず叶えられると確信しています。 THE  YELLOW MONKEYをこよなく愛す。 趣味・三線 読書 一人カラオケ ジムニ―イジり 落語・歌舞伎鑑賞 ウィングスーツ滑空妄想 資格: ヘルパー2級・視覚障害、身体障害者ガイドヘルパー・認知症サポーター・実務者研修(痰吸引・経管栄養)・手話3級・運行管理者(旅客)  実績事業: 障がい者外出の移動支援事業、高齢者通院支援事業を自治体より委託契約 身体障がい者福祉協会・会員の福祉向上送迎事業受託 発達障がい児通学送迎事業受託
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