命を授かったその時に「3万人に一人の確率で表れる水頭症のお子さんです」そう、医師から告げられたそうです。
沖縄本島北部にある宿泊ホテルでお二人と対面し、大型ショッピングセンターに向かう介護タクシー車中で、母親は子気味良いテンポで私に語り掛けてくれました。
母:「3万人に一人って告げられた時、私は恵まれているんだなって思ったんです」
「そんな確率の命に巡り合えるなんて奇跡でしょ?」

きさく工房RV Pocketll ss タイプのバギーは収納性に優れていました。

小さなジンベエザメ一緒に見れたね!怖かったかな、それとも可愛かった?(笑)
出逢った瞬間から純度の高い可愛らしさをカメラ前に届けてくれました。こちらまで嬉しくなるなぁ。
母親が買い物を済ませるちょっとの間、お子様の面倒を仰せつかった私はお子様の笑顔をもっと見たくて、別角度から見えるジンベエザメのポイントへバギーを移動させたり、あーだこーだしていると、気分を害したか泣きわめいてしまったのです。
冷静を装いながら私は母親の戻りを待ち焦がれていました(苦笑)。

今回の介護タクシー貸切ドライブのメインイベント 介護食宅配専門 まじゅん
沖縄旅行決行日の3か月前まで経鼻栄養摂取だったお子様。母親は今回の沖縄旅行で愛するお子様にプレゼントしたかったことについて語ってくれました。
「この2年間、子供らしい遊びもなくリハビリや経過観察ばっかりで苦労をかけました。」
「沖縄の空気・文化・人々に触れて肌で感じて、多様な価値観を身につけて欲しい」
そんな熱い思いを抱いて介護タクシーめぐりをご指名下さいました。
お子様は母親の深き愛情をひしひしと感じていたのでしょう、今回の沖縄旅行前には経鼻栄養が必要ないくらいにたくましく成長されました。
母親はその息子の成長ぶりがとても嬉しかったらしく、介護食宅配専門 まじゅんの宮里ご夫婦にその思いをぶつけているようでした。
来沖前に母親からリクエストのあった「沖縄ならではの食材や沖縄県民が親しんでいる料理を息子へ食べさせてやりたい」 という声に応え、まじゅんの宮里夫婦は沖縄そばのムース食を創ってくださいました。
舌で潰せて料理としてカタチにもなっていて栄養価も確保されている
この3つを両立させるには至難の業であり、何より、それを食べて喜んでくれる人の笑顔が想像できなければ成しえない、特別なムース食なのです。
初めての沖縄・初めての沖縄そばは美味しく召し上がって頂けたのでしょうか。今、このブログを執筆しながら思いを馳せております。

神秘的なたたずまいの名護・ひんぷんガジュマルで記念撮影しました
おお!
スマホで撮影した時は気づきませんでしたが、お子様がニヤリ顔で喜んでいるような!!これは嬉しいなー。

あ、そうでもなかったかな。。
5時間近くの貸切ドライブにお子様は大分お疲れのご様子。
「早くベッドで寝かせてくれよぉぅ!!」
そう言ったとか言わなかったとか。。。。

母のボーズがイケてる
今回の旅で何を感じてくれたでしょうか。肌で触れた・目で見た・匂いで感じた 沖縄 とはどのような印象を持たれたでしょうか。
叶う 夢 と書いて叶夢(かなめ)と母は名づけました。
「いろんな世界を見て・感じて、自分らしく夢を叶えて欲しい」
とても素敵な名前です。お二人とも、又、いつでも沖縄に帰ってきて下さいね。