それはそれは熱量がこもった車いすでの沖縄観光を願う問合せが、フォームより届けられました。
まかせてつかぁさい。そんなファミリーの為に、車いすユーザーのためにこそ、観光介護タクシーが存在しているんです。
◎車椅子でも入店できて美味しいと評判の郷土料理のお店で、実際に食べている
◎車いすユーザーでもウェルカムの体制を整えているアクティビティを、知っている
◎車いすユーザー視点(高さ)でも楽しめる文化や歴史体験のガイドが、できる
旅行や観光って、そう気軽に何回も何度もできることじゃありません。ましてや、障害を抱えると健常者以上のバリアが、空港で・市街地で・飲食店で・ホテルで待ち構えているのですから。
時間とお金をかけて臨むからこそ、「行ってよかった、また行きたい、最高の想い出をつくれた」って振り返りたいじゃないですか。そんな手助けができる観光介護タクシーでの想い出をここに記しておきましょう。
沖縄観光は沖縄そばに始まり、沖縄そばで〆る
ウソです、そんなことはないんですが、でも、あながち外れてもいないというか。
大阪ならタコ焼き、仙台なら牛タン、福岡ならモツ鍋…みたいなその地域の定番の食ってあるじゃないですか。沖縄そばもそのカテゴリーに入りますし、なにより沖縄県民が愛してやまないソウルフードなんですよ!
これを食べずに沖縄観光を語ってはいけません。
くぅ… ソーキそばか迷ったんですが、醤油ラーメンのようでそうじゃない、沖縄そばの元祖・唐人そばを頼んでしまった。。まぁ、美味いこと美味いこと。
車いすユーザーの奥様は那覇空港・到着ロビーで出会った瞬間から素敵な笑顔でして、その愛娘を育ててこられた画像左側のお母様も朗らかな人柄で私の緊張を解きほぐしてくれました。
うーん、うちなあ家八重瀬店をチョイスしてよかった、喜んでもらえると嬉しいもんだなあ。
知念岬のオーシャンビューと植物に魅せられちまったゼ
被写体がカメラに対して構えていないときの一瞬を切り撮るのが大好きなんですよ(笑)。
画像のポイントに至るまでには100mほどのスロープ坂を下っていかなければなりませんが、車いす介助に慣れている介護タクシー乗務員なら、なんてことはありません。昼飯前のさんぴん茶みたいなもんです。
小学校のグラウンドまわりに植栽されているコバテイシ?なのかと思いましたが違いました。名前なんだったけな。お二人ともナイススマイルです!!
心地よい海風にふかれたあと、我々は待望のグラスボート体験に臨みました。
新原海底観光センターOCEANSのスタッフ対応はすんばらしい
こちらは以前のブログでもご紹介しましたが、新原海底観光センタースタッフの、車いすユーザーふくむ障害者高齢者への対応が素晴らしいんですね。
まず、駐車場からビーチへは傾斜のきついスロープバリアがありまして。
このスロープ坂をクリアしたら、つぎはグラスボート乗り場までのぬかるむ砂浜を70mほど進まなければなりません。
ボート乗り場まで来たら、今度は、桟橋からボート内までの凸凹やスキマをクリアしなければなりません。
こちらのスタッフはそのバリアを安全にクリアできるように手伝ってくれるんですね。今回は長身で逆三角形のマッチョ兄さんと、いっけん強面・心はちむぐくる沖縄おじさんのありがたーいヘルプのおかげで、お客様共々、新原ビーチの熱帯魚観賞を楽しむことができました。
重量のある電動車いすはビーチ上で砂を巻き込むので故障の原因になったり、体格の大きな障害者は桟橋までの移動が厳しいかもしれません。事前問合せやご相談/確認をおすすめします。
途中、ウミガメも見れて船内のお客様ともども興奮!!船長が言うには昼寝するそうな。
お客様からの熱烈photoリクエストがありましたので、快くシャッターボタンをクリック。めちゃくちゃいい写真だ!!
Oops! またもやスナップ写真を撮ってしまいました。お客様の「あー、楽しかったー」表情が伺えて私も大満足(笑)。
お客様がえらく「公衆便所」というフレーズを気に入りましてね(笑)。言われてみれば、公衆便所 って言葉も聞かなくなっているような。死語になっちまったのか!?
駐車場内にでんと構えるガジュマルの荒々しい根っこの迫力たるや。そうそう、このガジュマルに限りませんが、写真で見るよりも動画で見るよりも、現場(沖縄)で体感する木々や海の美しさのほうが3倍も5倍も迫力あるので、ぜひオキナワに遊びに来てくださいね。
さあ、グラスボート体験を終えた後はホテルで一休みして、沖縄全島エイサー祭りを楽しもうじゃありませんか。
生の打音は、ヤヴァイぜ 2024全島エイサー祭り・道ジュネ―を体感してきた
混雑が予想されたのでホテル出発を30分ほど早めたのですが、それでも会場までのルートは渋滞を極めまして。
前夜祭の位置づけとなる道ジュネ―は、幹線道路を封鎖して道路上でエイサーが演舞されるため、コインパーキングも観覧場所も早い者勝ちです。
お客様らを演舞場ちかくまでお届けしたあとは、介護タクシーを止めるパーキングを探すのにちょい苦労。
お客様のもとに駆け付けると、ご覧のような熱気で、車椅子視点高さ1メートルでは青年らの演舞が全く見れない。
任せてつかぁさい。どのような場所に行けばエイサーの生演武が楽しめるかを考えて、スムーズにガイドするのが観光介護タクシーのミッションなのですから。
こういう直感、働くんですよねー。
カラーコーン区画ギリギリまで寄ることを現場のスタッフが許してくださったのでこの位置を確保できました。ありがとう、スタッフ―。
2団体の演舞を間近で鑑賞できて最高でした。
お客様曰く小さな子供が太鼓を叩いている姿が印象的だったようで、それならクラフト太鼓ってものが売ってますよ とご案内しましたら。
早速購入!!! こういう買物って楽しいし、現場の空気感も思い出せるからいいんですよね。
ということで、お昼から夜間までの貸切観光ドライブはあっという間に幕を閉じました。
お客様の笑顔を見れたり、介護タクシーってあっという間に車椅子がセットされて付き添い者も乗れる便利なものだね って言われることが嬉しいですしちょっと誇らしくなりますね(苦笑
また逢えるその時までしばしのお別れです。いつでも沖縄に帰ってきてくださいねー。