47年の歴史にいったん幕を閉じる牧志公設市場。
コンクリ建設物といえども半世紀もの人々の往来や亜熱帯特有の気候に息吹かれつづけ、老朽化から目を背けることはできず、安全な市場を取り戻すべくひとまず幕引きとなるようです。
とはいえ、牧志公設市場で商売されている方たちは100メートル先の仮市場に移動して7月1日からも商いは続いていくのですが。

炎天下の下、急ピッチで作業がすすめられていました。
3年後には場所を戻して「新・第一牧志公設市場」がお目見えするわけですが、その47年の歴史が終える瞬間を脳裏に焼き付けておきたいとう衝動にかられ、ひさしぶりに現場へ訪れました。
お客様とのふれあいを振り返りつつ備忘録的にブログに残しておきましょう。
2018年4月牧志公設市場 黒田ご夫妻と

もはやネタ的なあつかい?チラガー(顔の皮)

豚足の生々しさたるや(笑)

賑わいあってこその市場ですよね。

福井県からお越しになった黒田夫妻。お買い物も楽しまれていました。

楽しかったなー。またおこしくださいね!
2018年7月牧志公設市場 丸山様/阿部君と

1週間近くも貸し切ってくださいました。

ごっつい荷物を電動車いすに引っ提げて市場を練り歩きました。

食材を選んで2階の食堂で調理してもらいました。

「がんじゅう」は沖縄の言葉で『元気・頑丈』をさします。

東京からかけつけの一杯を楽しみにされていたようです。

丸山様の飲食欲は半端なかった(笑)

高級魚アカジンの刺身と海ブドウと。市場スタッフがおまけでカツオ・イカなどの鮮魚刺身を添えてくれました。

エビの焼きもこれまた美味し。

アカジンにヤキを入れたら焼かれちゃいました

コラーゲンが足りないので私がいただきました。

琉球王朝のたしなみ「豆腐よう」と島らっきょうとミミガーの珍味セットだYO!
2019年2月牧志公設市場 (株)エフケイ 犬伏様と

いつも同じポーズだな俺(笑)ネタ切れ発令中
2019年6月15日牧志公設市場(最終営業日・前日)

滋養強壮で名をはせるイラブー(ウミヘビ)は私も食したことはない(笑)

OTVが取材中でした

だるまの神が公設市場の商売繫盛を担っているとかそうでないとか

このアングルともお別れです。

なんと!閉幕前のバブルが2回食堂エリアで噴出なう。

このような賑わいは初めて見ました。

これが琉球の侍(サムレー)だ。2階食堂エリアでは琉球~OKINAWA~沖縄の歴史写真も展示されていました。

3階からの直射日光がきついとのことで貼りだされた昭和ポスターの大群と色あせた肌模様。

とにかくにぎわう公設市場

今日もセクシーなおみ足でした、足テビチ

おお、色消しゴム…じゃない中身汁用の具材

看板模様が人々とのふれあいを示してくれています。

ふしぎなもので、「そこにあったものがなくなる」と言われると寂しさが強調されます。

「この場所」でしか感じ取れない匂いが確実にそこにありました。

大手スーパーでの買い物では感じえない市場ならではのコミュニケーションが観光資源でもありました。

新・牧志公設市場ではゆったりスペースのエレベータを期待します。
3年後、ふたたびこの場所にお客様をお連れしたいと思います。
しかし、行き交う人々はそのままに建物だけを解体して建設するってどういうやり方で行うんでしょうか。
そこも興味あります。
あと、個人的に残念なお知らせが!!
こちらの駐車場が7月いっぱいで営業を終えるそうな。
牧志公設市場へご案内する際に一番近くてリーズナブル駐車場だったのに。。。
諸行無常を感じる瞬間でした。