あくまで自己見解であり、
科学的な統計データに基づいているわけでなく
ワタシ自身が本土でも就職の経験・生活も送っていたことからの
本土と沖縄の仕事に対する意識・取り組み
についてのブログです。
起業家や新開発が生まれない土壌なのか?
というか、
ワタシが住んでいた神奈川県は都心部に近い所でもありますから
もうちょっと踏み込むと
都心部と田舎
の相対的関係とも言えるのかなと思います。
なんていうかね、すべてが緩いんですよ。
緩い。
都心部はいつも人々がギラギラしてますね。
例えば。
都心部での交通状況って自分の運転する車の前に
一台分のスペースが空いていようものなら
えぐいスピードとハンドリングで割り込まれたり、
ダラダラ運転している車に容赦なく
ホーンを打ち鳴らされたり。
効率・スピードを求める都会では
物流や人を運ぶ交通機関が一秒でも早く目的を達成したいと
眉間にしわを寄せて運転、
ダラダラする奴は都会で生きていく資格がねえんだよ、と言わんばかりの
バイオレンス交通が日夜繰り広げられており。
(ちょいおおげさ)
これが沖縄に帰ってくりゃ、まず、
国道58号線のクルマのスピードの緩さにびっくり。
指定速度60キロの道路を40キロで走らせる
高齢者にもイライラしていても
決してホーンは鳴らさない
(舌打ちしながら睨みながら追い越すけどw)
例えば。
ワタシが以前勤めていた仮設電気工事では
現場で仕事に取り組んでいるときに
煙草を吸うなんて持っての他。
もし、そのようなマナーを守らない奴がいれば即退場。
しかし、沖縄の工事現場では余裕で煙草を吸いながら
油圧ショベルを運転していたり
煙草をくわえながらスコップ持って穴掘ってたり。
本土から戻ってきた時にこの現象を見てとても
驚いたんですね。
極論するとメリハリがないんです。
その緩さこそが沖縄の良さと言ってしまえばそれまで。
だからこそ、その都会のギラギラした生活に疲れた人々が
それなりの地位・お金を抱えてリタイア後の終の棲家に沖縄を選んだり。
向こうの競争社会よりコミュニティ・南国特有の時間の緩さを求めて
新たにカフェを開業する本土出身者だったり。
しかし、その緩さの空気・土壌では
何か新しいイノベーションや
のし上がってバリバリ稼いでやる!という気概も生まれにくいわけで。
ハングリー精神がなくとも
周囲と付き合っている人とのバランスを崩さないように
「こんなもんでいいだろう」
と自分を納得させる・納得させられるような空気がそこにはあります。
環境と言うものは本当に恐ろしいもので
こんな偉そうにブログを書いているワタシが
本土から戻ってきた時に
「こういう所が沖縄ダメなんだよなっ!」
って愚痴っていたくせに
一年もたつとその空気にすっかり順応してますから(笑)
都心部が優れているというわけでも無く
田舎が遅れているというわけでも無く
人によっては幸せや生活に対する基準・物差しが違うのは当たり前で
違っていてこそ人間は面白いわけでもありますが。
都会で尖り続けてきた人間が
南国で暮らしたとき、
その緩さが嫌になって沖縄を離れるか。
いつの間にか尖っていた刃が丸みを帯びて草食動物となってしまうのか。
どっちかになるんだろうなぁ、
どっちかにもならないのかなぁ、
なんて下らない妄想を繰り広げていたのでした。