以前から「行かねば行かねば」と思っていた首里城新春の宴に、2021年頭、満を持していってまいりました。
行き当たりばったりの施策と選挙のときだけ国民目線をこころがける〝先生〟たちの潔さを横目に、こめかみに血管が若干浮き出ていたのですが、
そんな殺伐とした私の感情とはうらはらに元日の沖縄の空と空気は心地よいものでして。
首里城公式サイトをググってみると、
おお、やってますがな。
ムムっ!!
なおさら行かねば。
首里城・地下駐車場到着時刻はAM8:40
こちらの駐車場、例年なら、大型バスしか受け入れない専用駐車場なんですよ。
なんども首里城に訪れていますが、こちらの駐車場に誘導されたことは初めてです。
守礼の門は、やはり、この角度からがベストです。
一部界隈で不評なスロープ坂(苦笑)。
傾斜角度はゆるいのですが、距離が長いのですね。
逆側からの視点、つまり、首里城正殿から駐車場へ戻るバリアフリーコースです。
車椅子介助に慣れていて毎週3回ジョギングしている人なら、なんてことない坂です。
首里城観光の際はいつでもお声がけください(笑)。
アコウの雄々しさと神秘性を魅せつける根っこの力強さは2021年も健在でした。
系図座・用物座にてAM9:00スタートした古典音楽の演奏。
琉球文化とは、つくづく中国の影響を受けて醸成させたものなんだなぁとしみじみしました。
頼もしくも声量あふれる開門の合図を聞いた後に、いよいよ首里城正殿へと突入します。
おっと、その前に。
車椅子ユーザーやベビーカー・福祉バギー専用のスロープもしっかり整備されています。
コロナ禍前にご案内した時期では、お客様は、こちらの奉神門まえでお待ちいただかねばなりませんでした。。。。
沖縄県内に点在する世界遺産群のなかで、首里城は、屈指のバリアフリー充実度を誇っています。
手すり付きトイレもオストミーに配慮されたトイレも充実しているので障碍者にも優しいです。
もちろん、首里城スタッフも優しい(笑)。
車椅子ユーザー見かけたら積極的に声掛けしてくれますからね。
奉神門をくぐると、真正面にあったはずの首里城正殿はやっぱり無くて、
薩摩役人などをもてなした南殿や、冊封使と2000年世界サミット開催で各国首脳をもてなした北殿も跡形なく焼失していました。
しかし、着実に、確実に首里城は建ちあがっています。
その静かなる熱意を現場で感じました。
世誇殿前にてAM10:30に琉球国王と王妃がお出ましになるので早めにスタンバイ。
それはそうと、
首里城観光を計画されている方には、画像内の〝首里城復興展示室〟内のテレビ映像をぜひ見てほしいですね。
燃えて朽ちていく首里城と復興に携わってきたボランティアや、いまも再建に奮闘している職人たち関係者スタッフの色模様が5分間の映像に凝縮されています。
あの焼失映像は何度見てもココロえぐられる思いです。
展示室内にはオストメイトトイレも完備していましたよ。
にわかにザワザワしてきました。
現場はご覧の通りのあやしい天候で、雨もポツポツ降ってきたので「もしかして中止…?」そんな空気が流れていたんですね。
おお、
ひとまず安心です。
片道55㌔車を走らせてきて中止はキツイですからね(苦笑)。
これでもかというほどに写真撮りました。
※連写で50枚くらい
勇ましさと美しさが見事に共存しております。
1年間くらいはイケメンに生まれ変わりたいものです。
どんな人生を歩めるのでせうか。
お出ましタイムも後半に差し掛かってきたところ、この写真撮って帰ろう…そう思ったのですが。
新年早々、欲走ってしまいまして。
うん、これだ、これで帰りましょう。
おお、そうだそうだ。
あの大灼熱のなか、奇跡的にのこっていた大龍柱の修復作業が、奉神門前の下之御庭(しちゃぬうなー)内で観れるかもしれません。
首里城公園内のバリアフリーコースは全ての動線が段差レスで、車椅子移動も安心です。
復興&再建していく首里城に、ぜひ足をはこんでスタッフとの会話も楽しんでみてください。
もちろん、介護タクシーめぐりでも、首里城のご案内を承れますのでお気軽にお声がけください。
マスコミが垂れ流す情報ばかりに意識を奪われると不健康まっしぐらであります。
外出できる喜びを新春から感じれて、琉球国王・王妃を拝謁できて幸先良い2021年がスタートできそうな予感。
首里城の聖域にほんのひと時身を置いて、心を浄化させましょう。