介護タクシーめぐりです。
健常者のみならず障がい者らへ提供している沖縄観光メニューの一つに体験型のアクティビティが組み込めないかと試行錯誤の最中なのですが、その一つにモーターパラグライダーがありまして。
ネット検索のみではつかめない・現場に行かねば知りえない空気感や活きた情報を仕入れるべく、空中撮影・遊覧飛行を事業内容とするブルースカイ沖縄様へ取材の申し込みを行いました。
突然の取材申し込みにもかかわらず対応下さったスタッフに感謝します(とはいえ、迷惑だったことに変わりはなかったが…(笑)
モーターパラグライダーの体験に当たっていくつかの条件と特色がありました。これはほんの一部ですので詳しくは箇条書きと リンク先をご覧いただきたい。
- 当日の風速により、開催場所が変わる(1か所のみで必ず行われるわけではない)
- 高所を飛ぶにあたって持病や健康上の理由に引っかからないこと
- 体験時間は10分ほど
- 料金は¥10,000(障がい者割引なし・ネット申し込みで¥9,000)
- 離着時の浮力を得るため、風速5メートル以上が必要
- 障がい者や車椅子ユーザーも受け入れ可能(お客様のテンションが爆上がったブログはこちら)
モーターパラグライダーの名の通り、エンジンの動力を活かしたエネルギーと風の力が合わさってこのアクティビティが達成されるわけですが、先ほどの箇条書きの通り、当日の天候や風速の強弱によって開催地が変わるんですね。
メイン開催地の中城モール北広場なら駐車場からパラグライダー離発着地点までの車椅子動線(路面凹凸・段差状況など)にそれほど支障はなく、快適に空の体験を楽しめるわけなのですが。。。
取材申し込み当日、開催場所は読谷村のビーチで行われているとスタッフより指示を受けて急いで向かったのですが。
読谷村・木綿原ビーチ
この撮影ポイントのすぐそばでモーターパラグライダーの離発着が絶え間なく行われていたのですが、健常者の我々なら現地の駐車スペースから
- 傾斜20度ほどの下り坂を歩いて
- アスファルトの切れ目から砂浜に移り変わる凸凹路面を通り
- 両脇に生い茂るアダン等をかきわけくぐりぬけながら
- ぬかるみの強い砂浜を歩いて
およそ10分以内にたどり着けるわけなのですが、移動困難者にはほぼ到達に厳しい場所だなと痛感したのです。
普通に歩ける事を改めてありがたく思った
二足歩行を何気なく行い、歩いて目的地へ向かう事に特別な感情を持ち合わせる健常者はほぼいないのではないでしょうか。
今回の現場にたどり着くまでにこちら側としては「それほど大変だとは思わなかった」のですが、移動困難者なら開催場所によってはパラグライダー体験を断念せざるを得ないケースもあるという事が分かりました。
非常に悩ましい現実ですが、天候ばかりは人間の力ではどうしようもない事です。
しかし、目の前でこいつを見せつけられると、やはり、魅力的なアクティビティである事に間違いないなとは強く強く思った次第なのでありました。
開催日前日や当日の天候を見ながら、県内6か所候補地から開催場所が当日決定されるそうです。
勿論、車椅子ユーザーでも楽しめるポイントもありますのでまずはブルースカイ沖縄
へお問い合わせ頂き、疑問点などをスタッフに確認頂きたいと思います。
介護タクシーめぐりではモーターパラグライダーの体験を叶えたいという車椅子ユーザーや障がい者らの送迎・アクティビティ開催場所内での介助全般も承りますので、移動時間や料金面についての気になる事はお問い合わせフォームより受け付けております。
健常者だけのアクティビティではなく、障がい者にも楽しんでもらえるダイナミックアクティビティ・モータースポーツ。
車椅子ユーザーの皆さんも是非、沖縄のスカイブルーを体験してみませんか?
※車椅子ユーザー2組のお客様が「幸せだった~」と呟いたモーターパラグライダー体験の模様をお届けしています。
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