障がいと言ってもひとくくりにすることは出来ません。私が運行経験を通じてきた中でも、6つの障害者をお運びしてきたんですね。
視覚障がい者(光を全く感じない全盲者・視界がぼやけた、色の区別がつきにくい、まぶしいと見えづらい弱視の方 )
聴覚障がい者(全く音が聞こえない全聾者(ぜんろう)・音が聞こえにくい難聴者など)
身体障がい者(車いすユーザー・片麻痺・四肢のいずれかが欠損した方・脳性麻痺(自分の意志とは無関係に身体が動いてしまうアテトーゼ型、自分の意志とは無関係に身体が緊張し続ける、こわばった状態の痙直型 他)
内部障がい者(腎臓の働きが10%以下で血液の浄化を必要とする透析患者・人工肛門のオストメイトの方 他)
精神障がい者
発達障がい者・児(こだわりが強い、場にそぐわない発言をしてしまう等のアスペルガー 自閉症スペクトラムのAHD 落ち着きがない、突発的な行動をする等の多動性障害のADHD 本は読めるが字が書けない、日常生活に不安はないが勉強ができない等の学習障がいのLD)
個々に特徴をもった人たちが無知による偏見で不親切な対応をされたり、切実な相談をすると「いや、過去にそういう事例がないので…」と、冷めた返答をされて社会からの疎外感を抱いてしまい、閉じこもりがちになります。
障がい者と接する機会のない職種の方は、障がい者が日常生活や仕事でどのような悩みと不安を抱えているか?の考える時間と介助の実践が足りないため、ますますはれもの扱いされる社会構造のままです。
スマホで情報を得やすい現代 果たして、障がい者と家族は沖縄に旅行したくなったの?
障がい者が介護タクシーで旅行や観光を実現するにあたり、お互いが下記の条件を認識・共有できているかが成功の可否を分ける気がしています。
【障害者/高齢者側】
●まず、ご本人が旅行をしたいという気持ちをもっているのか
●かかりつけ医師の「旅行を楽しんで」というGOサインがあるのか
●沖縄観光で「何を叶えたい」が明確になっているか
【介護タクシー側】
●お客様が行きたい観光地の車椅子導線や手すり付きトイレ情報を知っているか
●お客様が望む(してほしい介助/してほしくない介助/心配り)ことが共有できているか
●お客様が不安や疑問に思っていることへの準備が整えられているか
そして、障がい者・観光事業者お互いがもっとも心構えていなければならない、重要な点があります。それは、旅行/観光とは、旅先での不便を受け入れる覚悟も秘めて楽しみ、障害をクリアするために今できる最善の行動をとりつづける べきではないかと。
ユニバーサルデザインも完ぺきではありません。
バリアフリーと謳っているのに現場に来てみたらがっかりしてしまった、ということもあるでしょう。
設備はいいけど接客対応が不愉快だった、という経験もあろうかと思います。
しかし、これらは、障害者高齢者と観光事業者側がお互いの意見を交わしながらすり合わせを行い、80%の満足度を目指して醸成されていくのだと強く思います。
はじめての沖縄観光でも快適に過ごしていただけるよう、介護タクシーめぐりはこのようなアクションを行います
■バリアフリー環境のリサーチを行い、鮮度の高い情報をお届けします。
■乗務員ならではのおすすめコースや、オーダーメイド観光を整え、最高の思い出を提供します。
■沖縄育ちの歴史と快適タクシーを組み合わせ、楽しくてストレスフリーな沖縄観光/旅行を提供します。
さぁ、旅に出ましょう!観光を楽しみましょう!!