COVID-19の猛威で世界中の経済・暮らしはどん底に突き落とされたわけですが、
いつまでも下を向いているわけにはいかないですよね。
消費者は美味しいものを食べて飲んで気力を取り戻し、文化と歴史が根付いているその土地の風景を楽しみ、その土地にしかない体験を通じて感動と興奮を抱く。
サービス提供者は稼ぐことのできる日常に感謝しつつ、新しく来てくれるお客様やリピーターさんに逢えることがどんなに幸せなことだったのかを痛感する。
経済を回すことは、お金をよどみなく循環させることにほかならないですが、同時に、
人と人とのめぐり逢いを紡ぎだすことでもあるわけです。
皮肉にもコロナウィルスが教えてくれましたね。
能書きはここまでにして。
先日、東村にある又吉コーヒー農園のコーヒー豆摘み取り&焙煎体験をしてきたので、画像オンパレードのリポート模様をお届けします。
もちろん、バリアフリー調査もかねて体験しました。
各所画像ごとに介護タクシーめぐりならではの追加情報も盛り込んでますので、今後の沖縄観光計画の参考にしてみてください。
結論から言うと、このような方にもおススメです。
✔家族or友人orヘルパー付き添い同伴を約束できる全盲の視覚障碍者
✔付き添い者を1人以上確保できる聴覚障碍者
✔車椅子介助に慣れた健常者を確保できる車椅子ユーザー(電動もOK)
ではまいりましょう。
又吉コーヒー農園でのスペシャル体験は〝フルコース〟と〝ショートコース〟の2種類
公式サイトをご覧になるとわかりますが、又吉コーヒー農園提供の体験サービスは、
◆コーヒー豆摘み取り→焙煎→自家製コーヒー試飲までの全工程が体験できる
コーヒー豆収穫体験
※大人/¥8,000 小学生以下/¥4,000 150分
体験開始 10:00~ 14:00~
◆焙煎→自家製コーヒー試飲までの短縮工程が体験できる
コーヒー豆焙煎体験
※大人/¥3,000 50分
体験開始 10:00~ 13:00~
の2種類が用意されています。
私はフルコースの「豆収穫体験」をメールで予約していました。
申し込みは電話・メールどちらからでもOKですが、テキスト記録をいつでも確認できるメール相談がおススメです。
又吉コーヒー農園にバリアはあるのか
なんと!
代表自ら。。ありがたやありがたや。
店舗から徒歩1分でこの場所にたどりつきましたが。。。
おっと。
こちらの土むき出しの坂では、車椅子ユーザーはアクセス厳しい。
ありました。
聞いてみるもんです。
こちらの農園なら、段差も傾斜もないので大丈夫でしょう。
コーヒー農園は他にもまだまだあるとのことですよ。
かりゆしウェアがお似合いです。
2020年11月初旬にも関わらず、沖縄は残暑の名残をのこしておりましたので、半そでかりゆしウェアでも快適でございました。
それにしても、11月で半そでOKって、沖縄の気候おかしくなってない??
はじめてコーヒーの木をみました。
160センチほどの高さが連なっています。
通行路は、農園ならではの土のぬくもりと適度なやわらかさを感じさせます。
大地が乾燥している晴天時でも、前進や後退ですこし抵抗を感じる印象をうけました。
車椅子介助者も少しだけ力が求められそうですが、車椅子ユーザーでも摘み取り体験は十分可能だと思いましたよ。
●木と木の間の通路移動や農園入口は車椅子OK
●農園体験前にトイレをすませましょう
そう、コーヒー(珈琲)とは「果実」なのである 体験で体感しよう
果実の皮を剥いて種を取り出しました。
この種取り出し作業、指先へのちからがある程度求められます。
健常者なら問題のない種とりだし作業も、事故や難病などにより身体機能にハンデをかかえる障害者にとってはちょっとハードルが高いかなと感じましたが、
付添い者の助けを借りながらすすめていけば問題ないと思いますよ。
手首酷使120% コーヒー豆乾燥作業でI’m a bit tired
やってみるとわかるのですが、
命の恵みと脱穀機の普及に感謝 〝コーヒー種から豆へ〟脱穀作業
コーヒーの味を決定づける〝俺の焙煎〟にこだわりましょう
30分ほど、根気よく容器を振り続けて、又吉さんからのOKを頂けたコーヒー豆がこちら。
おおー!
見たことあるやつ(笑)。
我々消費者が記憶にあるコーヒー豆って、この色合いですよね。
焙煎した生豆をミルでドリップしてカップでドリンクしてみた
90分かけてやっとこの工程までたどりつきました。
手動のミルという道具で焙煎した生豆を砕いて粉にしていきます。
この時の「ゴリゴリ」という破砕音がなんとも心地いいんですね。
至高の一杯をいただける、その瞬間への期待値を膨らませてくれます。
…なんということでしょう…
これ以上のうつくしいかほりがこの世に存在しようか
………
……できた……
至高のコーヒーをキャッツ又吉が感情OFFの表情で祝福してくれました。
味ですか?
最高で最上のコーヒーでした