コロナウィルス蔓延で世界中が疲弊している中でも、万座毛リニューアル工事は着々とすすんでおり、
2020年10月2日満を持してOPENした模様であります。
国道58号線から進入してきた印象は「めっちゃ広い駐車場!!」でして、いつでも快適に駐車できることでしょう。
上記画像の駐車場とは別に、乗用車100台くらい収容できる第二駐車場もありますからね。
その「思いやり駐車場利用証」とは、いわゆるパーキングパーミット制度に基づいて発行される証明書だと理解していますが、確か、沖縄県では那覇市だけが発行していた記憶があります。
間違っていたらごめんなさい、すぐに修正しますので。
金武町もその他自治体も、那覇市に続きましょう。
そうそう、写メるのを忘れましたが、
入り口には顔面から体温を読み取るセンサー式体温計と消毒スプレーが設けられており、コロナウィルス蔓延防止の体制が整えられておりました。
建物外観もそうでしたが、施設内も近代的デザインがあしらわれておりまして、令和にふさわしいナウでヤングなたたずまいであります。
公式ホームページもおしゃれでかっこいいですね、TCDテーマかな?
そうそう、車椅子ユーザーが気になるのはトイレ状況ですよね。
万座毛周辺活性化施設 多目的トイレ(施設呼称:だれでもトイレ)
1階多目的トイレ
むむ…。
人工肛門で排泄をおこなうオストミーの方のためのオストメイト設備が見当たりませんでした。
沖縄県で有数の観光名所ですから、当然備わっているのかなと思ったのですが。。。
ちなみに、右側壁に折りたたまれているベビーベッドを使用した後、元の状態に戻さずに出ていく人が結構多いです。
そうなると、車椅子ユーザーがトイレに入れなくなるので、ベッドを使用される主夫・主婦は意識をもって頂きたいですね。
んで。
気になったのが。
某芸能人や健常者が多目的トイレを不正利用〝してしまう〟理由に、社会モラルや価値観が醸成される義務教育段階で教えられていないこともあるのですが、
トイレ入り口にこのような表記あれば、いつまでたっても不正利用件数は減少しないと思うんです。
私も含め、人間は自己都合解釈するものなので、まずは表記から変えてほしいですね。
そうそう。
男性トイレの佇まいも荘厳でしたのでお知らせしておきます。
ちなみに、一番奥側の左右2つは小児用の小便器です。
2階多目的トイレ
こちらは1階と比べて、コンパクトな印象でした。
とはいえ、車椅子転回も気にならない広さが保たれてますし、特殊型電動車いすユーザーと介助者1名が同時に入ってもストレスなく排泄が行えるかと思います。
2階テラス席から見下ろす万座毛も美しく、訪れた10月初旬の沖縄の気候は心地よい風が通り抜けていましたので、
食事も美味しく楽しめそうです。
建物2階はフードコートとお土産屋さんが立ち並んでいます。
沖縄県民が愛し続ける島料理がそろう 琉球料理松の下
こちらの琉球料理松の下で、久方ぶりの「豆腐ちゃんぷるー」を食べてみました。
しっかりとした食感が楽しめる島豆腐の調理は、こんがり揚げが施されていて、とても美味しい。
今度はゴーヤーチャンプルー食べます。
海ぶどう丼発祥の地・恩納村でながらく親しまれている「元祖海ぶどう」店舗は、こちらに移ったのでしょうか。
いずれにしても、海ぶどう大好きな人にとっては、万座毛の絶景オーシャンビューを満喫した後にすぐアクセスできますからたまらないでしょうね。
島にんにくオリーブオイル
島にんにく島とうがらしラー油
シークワーサーオリーブオイル
などなど、興味をかきたてる調味料やその他お土産が立ち並んでいた2階お土産店舗も、「現金支払いのみOK」というPOPがレジカウンターに張り出されていたので個人的に残念でした。
現金で支払うより、クレカ/電子マネー決済をもとめる消費者を逃がしてしまってはいないでしょうか。
少なくとも、私はキャッシュレス決済したいYOおじさんです。
2020年10月2日より、万座毛見学はひとり¥100の有料設定となっていました。
個人的に大賛成ですね。
世界各国からの来場者を魅了する観光資源を保ち続けるには、補助金にたよりきらない収入の入り口をもたなければならないでしょうし、
観光ビジネスで稼ぐ事業者と利用するお客さん双方で、資源(自然)はタダじゃないという意識づけが必要だと思っています。
いわゆる映えスポットと申しましょうか。
地面には、いつ(五)の世(四)までも私のもとへ通ってください…八重山地方の過去の風習・通い婚の思想を意味づけるミンサー柄があしらわれておりました。
万座毛といえば、この映えスポット「象の鼻」。
反り上がった琉球石灰岩の岩礁下を打ち付ける波しぶきや海の濃淡を楽しめる絶景ビューです。
車椅子ユーザー視点はだいたい1メートルですから、画像上のようなアイポイントになってしまいます。
健常者のように手すり上からのぞき込むことは厳しいですから、右側に生い茂るアダンや草木をもうちょっとカットすれば絶景ビューを共有できるのになぁと妄想しています。
駐車場から万座毛絶景ビュー、すべての動線が完全バリアフリーです。
新しく生まれ変わった万座毛の食と自然を楽しみませんか。
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