三方良し
ビジネスを走らせている人、起業段階でビジネス書を読み漁っている人、何より、長期的なビジネスを運営している経営者ならこの言葉を知っている事でしょう。
《「さんぽうよし」》「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」の三つの「良し」。売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売であるということ。近江商人の心得をいったもの。 コトバンク・デジタル大辞泉より引用
その方は私と初対面であるにも関わらず、一切の心理的壁を感じさせず、ナチュラルな笑顔で彼の秘密基地的宇宙船へと迎え入れてくれました。
お話を伺う毎に、三方良しの匂いを感じさせる魅力的な方だなと思いましたね。
大好きな沖縄の海をお客様と共に共感したい 日本初ノマド的床屋がここ沖縄でエンジン始動
旅する床屋 3Murai Life & 3Cafe(サムライライフ・ミカフェ)
※奥様の名前を屋号に盛り込ませる粋な演出。 店内外至る所に三方良しの「3」が垣間見られる。

男なら血が騒ぐフォルムのトレーラーだろ? ナンバープレートもこだわって『床屋→トコヤ』 三方良しの「さ』は たまたまらしいw

5000ccマシンもナンバープレート番号を統一。パワフルエンジンでトレーラーもグイグイ引っ張りまわす

動く床屋はこいつの牽引なくしてあり得ない
サービスの在り方・設備・そして心構えをオリジナルにこだわった理容経営者・梶田貴伸さんは、とにかく海が好き。
海が傍にある沖縄での生活を心に描いて出身地・愛知県にて理容室勤務をスタートさせ、
いてもたっても居られず沖縄の海に吸い寄せられるように家族ともども沖縄に移住されたとか(笑)

待ち時間は海を眺めながら、コーヒーでも飲んで落ち着きまショー

豆にこだわり、挽き立てにこだわる奥様の美味しいコーヒーが頂けます。
アメリカ・シアトルより取り寄せたトレーラー(エアストリーム1984年モデル)そのものが理容室であり店舗であり床屋なのです。オーナー梶田さん曰く、移動式理容室としては日本初だろうと心穏やかに自信を満ち溢れさせておりました。
現在は読谷村・渡久地ビーチ駐車場にトレーラー店舗を構えておりますが、こちらも2か月間に限定された営業。
「髪を切る・整えるってお気に入りの店にハマればその場所だけに通うようになるじゃないですか。それもいいんですけどね、そこを変えたいなと。」
何と、3MuraiLife & 3Cafe は、営業場所そのものをオーナーの独断によって変えていくという、一か所にとどまる事を否とするノマドスタイルの理容経営を行うというのだ。
梶田オーナーのこだわりは眼前に広がる沖縄の美しい海を目の前にお客様の髪を整える事なので、その営業店舗を構える他の海岸ビーチの営業使用許可場所もすでに3か所ほど整えているとの事
例えば、
現在は沖縄本島中部の読谷村の海、次回は北部の今帰仁村の海、そのまた次回は恩納村のオーシャンビュー、、、と営業店舗そのものが移動する事により、お客側も髪を整える為の移動がマンネリ化せず多様な沖縄の海のカタチを目の当たりにできるわけで。

おお!目線高さが丁度水平線と一致でマッチ。このナイスビューの提供こそ梶田オーナーのこだわりの一つ。
このパノラマビューをお客様に堪能してもらいワクワクしてもらいたい。
何より、マリンスポーツを愛している梶田オーナー自身のワクワクが止まらないそうです(笑)
理容室店舗内状況は?車椅子ユーザーの受け入れはOK??

奥様が挽き立て出来立ての美味しいコーヒーを淹れてくれます。
店舗内通路は車椅子ユーザーでも移動可能だと判断できました(切り返しは散発チェア付近で)
奥にトイレとDJブースがあります(笑)

健常者向けの設計でした。

7センチほどの段差。
ハッキリ言ってしまえば、バリアフリー設計ではありません。
しかし、梶田オーナーは仰いました。
「障がい者だから・車椅子ユーザーだからというだけでお断りする事はしたくないですね。」
「障がい者も健常者も提供したいのは 海を見ながらおしゃべりして美味しいコーヒー飲んで頂いて、サンタとも遊んで欲しいという事だけなので(笑)」

可愛いw 梶田夫婦の愛犬 サンタだワン
ムツゴロウ王国よろしく「よしよしよし」をしてみたのですが。。。。。

ノーリアクションかーい
私的には、店舗奥のスペースが超・居心地良いんですよね

オイラも所ジョージ氏は大好きです。

家族目線を忘れずに幼児用の絵本を常備
エルビスプレスリーが使ったとか使わなかったとかのガイコツマイクもオシャレにディスプレイされてました。

調理器具・使用機材全てがノマド的床屋の経営スタイルとマッチングしてまっさ。 atコーヒーメイキングエリア
3Murai Life&3Cafe店内入口のバリア・トイレのバリアはどうクリアする?

扉・開口部幅は600ミリだそう。大体の車椅子は入店できるでしょう。
バリアフリー・ユニバーサル概念などない時代に建築された住居からの外出の為に必要になるであろう、、と購入した弊社の伸縮式スロープが、こんな所で役立つとは。
〝たまたま〟持っていました(笑)

こんな感じになります。
この3Murai Life & 3Cafeの入店アプローチにも力を発揮してくれそうです。
梶田オーナー曰く、このようなスロープ購入も検討されているとの事。
介護タクシーめぐりならこのスロープを常備しておりますので何時でも連絡下さい(笑)
あ、沖縄観光を計画されている本土の方は観光メニューの中に「沖縄の海がみえる床屋で散髪&コーヒーブレイク」を盛り込んでもいいですね♪
おお、そうそう、トイレですが。
2018年2月から4月辺りまでは読谷村・渡具知ビーチ駐車場で営業予定。
駐車場内併設の車椅子専用トイレで用を済ませてから散髪、、というアプローチもありでしょう。
因みに休日は基本月曜日としているようですが、予約依頼があれば積極的に承るとの事。
AM9:00過ぎ辺りから緩やかに営業されているようですのでお問い合わせてみては如何でしょうか。
オーナーの人柄はとにかく気さくでチョイ面白兄ちゃんという感じ(笑)
人見知りで名を馳せた私ですらも、ファーストインプレッションでするーっと会話に飛び込める不思議な包容力に包まれました。
車椅子ユーザーの身体状況によっては御案内が可能かなと個人的にも思いました。(一時的に立位が可能とか)
しかしながら車椅子ユーザーの本音から言わせれば【設備不足】の点や料金面を突っ込みたい所でしょう。
しかしながらその不具合や料金面の割高感は、障がい者と健常者を区別する事なく喜んでもらえるサービスを提供したいというココロのバリアフリー精神にあふれるオーナーの存在、散髪・整髪というコンテンツに開放感あふれるダイナミックオーシャンビューの付加価値を味わう事で納得に至る事でしょう。
何より、「床屋では髪を整える場所」という凝り固まった概念から
「床屋が動いたっていいじゃん?大好きな沖縄の海が見渡せたら尚、最高じゃん??コーヒー好きなお客様ウェルカム!!」という遊びココロへとシフトさせた床屋の在り方は一見の価値アリかと。
ぶらっと遊びに行く感覚で是非、梶田夫妻と愛犬サンタに会いに行ってみては如何?
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