ネット検索していると非常に興味深い調査結果を目にしました。
気になった点を抜粋すると、
- 障がい者の8割が一年に一度は旅行に行くと回答
- 旅行頻度が高いのは聴覚障がい者
- 障がい者と共に旅行するのは「家族」続いて「友人・知人」
- 障がい者本人含む旅行人数は「2~3人」続いて「4~5人」
- 障がいの不便を理由に旅行を諦めている方もいる
- 一人旅をすると答えた障がい者の89%が視覚障がい・肢体障がい者
因みに、このアンケート調査を行った企業は株式会社ミライロで、バリアをバリューへ(障害を価値へ)という理念をもって活動されている、その業界では名の知れた企業です。
このアンケート結果を観察する事で、障がい者側・サービス事業者側に何らかの気づきがあったのではないでしょうか。
視覚障がい者はテレビを「見て」いる
私のお客様に全盲の視覚障がい者がいらっしゃいます。全盲とは、つまり、光が全く見えない・感じられない状態の特性を指します。
介護タクシー車内の会話が盛り上がる中、ふと、このような事を言われました。
障がい者と触れ合う事を日常としない健常者の方なら、この言葉を聞いて、
そのような実感を持たれたのではないでしょうか。
しかしながら、その認識はちょいとズレていると言えるでしょう。
私の個人的見解ですが、全盲の視覚障がい者はテレビスピーカーから発せられる
- 番組出演者の発声
- VTR中に流れるBGM
- タレント達の口調(喋る速さ・間の取り方・リズム)
等を耳で音声として取り入れ、それらの情報を編集して自らの心に映像を描き出し・脳内で番組内容を創り上げてテレビを楽しんでいるのです。
それを総称して「見る」と表現なさるんですね。
視覚を失った代わりに 耳で音を聞き取る聴覚や、指・手を使って感じる触覚が健常者よりも発達した視覚障がい者達が描くテレビ番組は、我々健常者が見ているテレビ番組とは毛色の異なった内容なのかもしれません。
視覚障がい者も沖縄旅行を楽しみたい
問い合わせが先日ありました。
「本部町にあるもとぶ元気村でイルカと触れ合える遊びを楽しみたいんだけど、介護タクシーめぐりさんは視覚障がい者の付き添い介助も可能ですか?」
勿論でございます。
その為にガイドサービス(視覚障がい・身体障がい)の資格を取ったのですから(笑)
沖縄ならではのコバルトブルーの海、白い砂浜、青い空に生えるビビッドカラーのサンダンカを眺める事は出来ないかもしれませんが、「感じ取る」事に長ける視覚障がい者には沖縄ならではのゆる~い空気と時間を味わって欲しいものです。
旅行とは、
日常(住んでいる場所・仕事・ストレス)から非日常(その場所ならではの体験・空気・現地との触れ合い・食事)へとワープ出来る人間のみに与えられた贅沢な遊び
であると考えます。
障がい者や移動にお困りの高齢者の方も、沖縄での非日常を味わいにいらしてください。
ごゆるりと う待ちそ~いび~んど~♪(お待ちしていますよ~)
[su_button url=”https://meguritaxi.com/contact” style=”3d” background=”#19dc30″ color=”#191111″ size=”8″ class=”flo-r”]沖縄観光へのお問合せはこちら[/su_button]