私の相方、介護タクシーめぐり事業車両。
トータルバランスに優れたワンボックスカー。
だからこそ知っててほしい事実。
その症状は走行距離・20万6500キロ当たりで出てきました。
高速道路を80キロ以上で走行すると何やら左後ろからウォンウォン、と唸るような音が。
不快な音です。
粗悪なタイヤを履かせると似たような走行音が出ますが、一瞬、タイヤからかな?と疑ったものの。
まぁ、新品購入から1万キロ程度で粗悪な走行音を奏でるとは疑いにくい。
一応、下回りを覗き込んで何か異物が挟まれていないか?タイヤの外観に変形(ふくらみ・ひび割れ)がないかもしっかりと確認。
うん、やっぱり異常なし。
その高速道路走行・異音発生から1週間後、5、600㌔走行経過したあたりから、市街地の50~60㌔のスピードでも異音が確認できたんです。
私も過去、整備士として従事していた経験からベアリングの劣化からくる異音かなぁと予測を立てまして。
(ベアリングとはタイヤの回転を補助する部品と捉えて頂ければ)
朝一のお客様の運行を終えた後、2件目のお客様のお迎えの時間の隙間を狙ってこちらにお邪魔。
まずはお客様を迎え入れるルーム・空間づくりが気持よくあるという事。広々とし、上質な空間を放っております。
これは個人経営の整備工場では簡単な事ではない大資本企業ならではのサービス。
そして、カーピットには複数名(大体6、7名)の整備士が常駐してますので比較的急な点検依頼にも対応してくれるものです。
(勿論、絶対ではありませんが)
事情を伝えると、整備士を乗せて試験走行してみましょうという事。
助手席の整備士スタッフも『ああ、これベアリングですね』とワタシと同意見。
後は、どの場所から発生しているのかの確認のためディーラーピットで点検開始。
この一か所からのみ。
でも、こういった修理箇所が1か所でも他の場所も時間を置いて異音が発生してくることは整備士時代からの経験で分かっているので、
一応、見積を出してもらったら。。。。
おう、決して安くない(笑)左後ろのベアリング交換のみで約4万か。
一応、このまま走行も問題ないのですが、何より高速道路をお客様を乗せて走っていると恥ずかしいくらいに異音が出るので、早急な対応が必要。
音が出ているだけだろ?と野放しにしているとそのベアリングが破裂してその周囲の部品にダメージを与える事もあるため急がなければならないのは同じことなんですが。
同業者の皆さん、そして、このクルマを運転中のあなた。
参考までに予習しておいてくださいな。