まずはこちらをご覧ください。
実は先日の中川の夕べという地域の祭り会場なのですが、
開催日の2,3日前に小規模な台風が沖縄本島を襲い、
エイサー演舞・観覧者が利用する芝生広場がだいぶぬかるんだのです。
前日、当日の晴れ具合も手伝って祭り開催に至ったのですが、
上記のように広場の環境がよろしくない。
自然の猛威に逆らう事は出来ません。
祭り実行委員の配慮も限界がある事も事実です。
勿論、回を重ねるごとに来場者の細かいニーズを探り
それが喜ばれる事であれば積極的に取り組むべきですが。
長くなりましたが、
車いす利用者を外出先のイベントへお連れする際、
上記のような足場の安定しない現場で
必ず役に立つ移動介助をお知らせします。
それは。
コンクリのような固い地面ではまず必要のないウィリー走行ですが
この状態のまま押し進めれば先ほどのぬかるんだ地形でも
なんなく移動する事が可能です。
上記の画像の状態から車いすを前に倒しすぎると介助者に負担がかかるだけですし、
後ろにのけぞりすぎても車いす利用者の不安を煽るだけであり、
移動がやりづらいです。
丁度いい塩梅のポイントが必ずあります。
そのコツを掴むとすっと車いす利用者の体重を感じないような
不思議な感覚があります。
その祭り当日、いつものリピーターとイベントを楽しんだのですが、
このウィリー移動介助を身に付けていたおかげで
お客様のトイレ介助やお客様ご希望の観覧場所まで難なく移動が出来ました。
この移動介助を知っているか知らないかで車いす利用者の
期待に応えられるかの重要なポイントでもあるのです。
いや、
知っているだけでは駄目で
お客様に不安を与えずいつでもこなせるようにならなければ
いけません。
おまけですが
このウィリー移動介助が出来るようになると
お客様を車いすに乗せたまま
階段の上り下りが可能になります。
普通、皆さんが想像する車いす利用者の階段昇降介助は
大人4人がえらおっちゃ、えらおっちゃ、と
難儀をしている姿が目に浮かんだと思いますが、
大人4人でなくても
介助者一人で車いす利用者の階段昇降が可能になります。
(介助者一人で解決できる場合があるという事です。)
ただし、利用者の体重が重すぎるとか
車いすがリクライニングタイプとか
電動車いすとか、ティルトタイプならば不可能ですが、
病院入口で見かけるスタンダードタイプならこの芸当が可能になります。
これをこうする!
介護関係者の皆さんは是非、練習を重ねて体得してください。
因みにワタシは過去、体重65キロの男性を
車いすに乗せたまま
3階まで階段介助を行った経験があります。
流石にバテましたが(笑)
しつこいようですがこれが出来ると出来ないとでは
お客様に提供できるサービスの質にも影響してきます。
こんなワタシでよければご指導も致しますよ。
お問い合わせから連絡くださいね。