そのお客様が当社にご依頼抱いた経緯の
きっかけは同じ福祉関係に従事する
先輩からの電話。
「花城、夜中に悪いんだけど病院~自宅まで送ってくれないか?」
その初めての退院ご利用から
2回目依頼も退院ご利用となり(苦笑)
3度目のご利用は自宅~リハビリ病院までの往復利用。
今回の付き添い者は2名。
助手席と車いす指定席の右隣に
付き添い席が設置されているのですが、
リハビリ病院へ向かう道中、付き添い者が
こんな一言を。
「運転しなくて、送り迎えもしてくれて、車いすの移動介助・ベッドからの移乗介助もやってくれてホント助かるねぇ。」
そうか。
我々介護タクシー事業者側は当たり前の運転でも
家族側の心理としては
自分の家族を病院まで連れて行かなきゃならない、、という
若干の精神的負担から解放させているんだ、、と
気付かされたのです。
こちら側が当たり前と思っている事も
サービス利用者側は価値だと認識されているんですね。
10年やってもこの一言は何だか心に響いたのです。
また、
当社の福祉機材・スタンダード車いすに関しても
大きな関心を示しておられました。
この画像も1年前のやつです。
黄色の→部のグリップは車いす利用者自身が
手を使って漕ぐための部品なのですが
思い切って外しました。
本来、介護タクシードライバーがお客様の車いす移動を行いますので
単純にいらないなっつう事でさくっと取り外し。
空気入れの手間がいらないノーパンクタイヤにもお客様は
驚かれていたのですが、
次の機能にも感心されてました。
そうすることで下半身の筋力が弱まり
足先が車いすの内側に滑り落ちる事を
防いでくれるのです。
そのまま、車いすを押していったら
お客様の足先が地面に引っかかったりして
けがの元になりますからね。
そのためのベルトなのですが、
「あー、そういう意味のベルトなのね」
と納得されてました。
当社のスタンダード車いすは点滴棒と酸素ボンベも
収納できるケースも取り付けられているため
肺気腫の方や、
一時的に栄養・免疫を摂取しなければならない点滴使用者にも
対応しております。
続いての自慢。
「ほら、見て、○○。上にティッシュボックスが付いてるっw」
初めて当社の介護タクシーに乗られる方は
このティッシュボックスに驚かれます。
続いてお客様の言葉。
「ほら、見てごらん、○○の目の前にテーブルが付いているよ」
まず、手前の黄色のグリップもカラースプレーで自家塗装、
黄色は視力が弱った高齢者でも確認しやすい色ですので
こちらの付き添い席に乗られる際はこのグリップを握って
安全に乗降していただきます。
黄緑色のテーブルに食べ物を置いたり、
ドリンクホルダーにペットボトルを置いたり、
長距離の移動時にも飲食を気軽に楽しんでもらえるような
配慮を施したのですが、
今回、乗車頂いた付き添い者は
その点に気づいていただき
当社の介護タクシーの利用のしやすさを褒めて頂きました。
お客様がこうしたら移動がやりやすい、
楽しくなる、便利だな、と思われることを
自分なりに考え
それを準備した結果が評価されたことは
素直に嬉しかったものです。
これからも些細な配慮で
お客様に喜んでいただきますよ。
どうぞ、よろしくお願いします。