お手数をおかけしますが、下記3点をチェックすべきと思います。
✅電話orメールで見積依頼や利用手順を伺い、分かりやすく説明してくれるか
✅手間をかけてでも相見積もりは3事業者からとる
✅その事業者がwebサイト/SNSで「何を語っているのか」を観察する
これまでに福祉・介護タクシーを利用したことのない車椅子ユーザーや高齢者らは、外出移動をサポートする介護/福祉タクシーに以下のイメージを持たれている事が多いようです。
↓ ↓ ↓
●運賃は半額以下で利用できるんでしょ?
●介護保険みたいに1割負担でいいんだよね?
●「福祉・介護」と名称づいてるタクシーだから支払額は格安or低額だよね
答えはNOです。
何故なら、この事業は福祉サービスの一つでもなく介護保険サービスの1つでもなく、ボランティア事業でもなく、れっきとした運行ビジネスなのですから。
誤解のないようにお伝えしますと、介護タクシーは介護保険サービス(居宅・訪問・福祉用具貸与・小規模多機能ホーム・通所介護など)の一つに含まれているわけではありません。
このサービスの発端とは、お客様の要望にお応えしてピンポイント輸送を提供していたあるタクシー会社が、高齢化社会到来を見据え、ヘルパー資格所持者のドライバーに身体介助も提供させた過去を発端とする新しい形のタクシーサービスなのです。
介護タクシーの利用価値って安さ?快適便利?安心安全??
SNSやインターネットで検索すれば、いくらでも介護タクシー事業者への不満・愚痴が散見されています。
そのような意見を吐き出したくなる気持ちも十分理解できます。
移動困難者は経済的に豊かでない方も現実としていらっしゃいます。
健常者に比べ、外出の機会が格段に減る障がい者・高齢者が意を決して問合せしたとき、料金体系や説明が何だか分かりづらいし一般タクシーよりも高くなるのであれば愚痴の一つや二つや九つも出ることでしょう。
しかしながら、我々介護タクシードライバーは、一般タクシーとは違った色合いの価値を提供しています。
それは以下の5つです。
ドライバーもお客様もストレスなくタクシー車両へ乗り降りできる車椅子専用設備で、快適な移動とあんしん介助を提供できる
タクシーに乗る前と降りた後(病室・自宅お部屋へのお迎え・車椅子への移乗介助・段差/凸凹悪路のクリア・その他気遣い配慮など)の介助を、ドライバーが責任を持って行う
快適移送に必要な福祉機材(リクライニング車いす・ストレッチャー・酸素ボンベ・痰吸引器・階段昇降機・布担架・乗降スロープなど)を所有していて、お客様の身体状況に合わせた機材選定と提案ができる
バリアフリー飲食店や観光地や車椅子トイレ情報に長けていて、お客様毎の要望に沿った観光プランを提案できる
救急車や一般タクシーや介護保険タクシーや社協送迎事業では成し得ない、乗客ごとの自由度高い移送サービスを提供できる
バリアフリー・ユニバーサル社会への知識・見識を常に学びつづけ、車椅子ユーザー・視覚・聴覚・発達・精神障がい者が抱える「機会の不平等」「情報の遅れ」「心理的/物理的なバリア」を世に発信して気づいてもらう
いわゆる介護タクシー独自の価値提供ってやつです。一般タクシーには成しえません、断言します。
まぁ、6つ目に関しては私だけが勝手に使命感を感じてやっているだけなのですが。。。。(苦笑)
介護タクシー事業者が与える価値/乗客がうけとる安心
利用してみてこのような付加価値を感じられたでしょうか。
ドライバーの介助や配慮や心配りに対して納得が得られたでしょうか。
このようなサービスを受けても料金は安くあるべきだとお考えでしょうか。
冒頭を振り返りますが、
利用する前にこのような説明をしっかり行ってくれる事業者なのかどうか、電話対応は丁寧かどうか、メールレスポンスは早いか・分かりやすいかをしっかり調べて観察しましょう。
ホームページも運営している事業者だったら、「見やすいか・発信内容が分かりやすいか・問い合わせがしやすいか」も判断材料に加えましょう。
これらのリサーチを、利用したいエリアで営業している3事業者から行いましょう。
その手間を惜しんでは良い介護タクシー事業者に巡り合えないと思います。
良い介護タクシー事業者って何ぞや?
一般タクシーよりも高い支払いを求められる福祉・介護タクシーの運行サービスが誕生して20年余。
高いだけのタクシー事業者として認識されているなら、とっくに社会から淘汰されているはずです。
乗降介助1回¥1000を頂き、貸切観光料金1時間¥6600を頂く私など、ケアマネ・相談員・お客様から見放され、とっくに廃業しているはずです。
低価格を全面的に押し出した交通事業者は、その負担が末端のドライバーの精神的肉体的疲労を煽り、死傷者を巻き込む悲惨な事故を起こしています。
100円均一・高品質低価格・今なら50%割引セールというキャッチコピーが社会に流布され、サービスとは良質で徹底した安い価格でなければならない という価値観を、我々は知らず知らずのうちに刷り込まれたのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、
介護タクシー事業者を利用する前に、事業者自身が「どんな言葉で語るのか」に着目し、乗務員が「どんな利便性や快適を提供してくれたか」を振り返ってみましょう。
介護タクシーめぐりは沖縄県内において乗客へのストレッチャー搬送やリフレッシュ外出に対応するほか、この世に二つとないオーダーメイド観光・17年現役乗務員がおすすめするOMAKASE観光を提供しています。
快適な外出と小さな幸せを手に入れるならぜひご利用ください。