つい先日母親の誕生日がありまして、柄にもなくホテルのディナーでコース料理ってやつを楽しんでもらいました。こんなことする息子じゃなかったのに…
とはいえ、これまでに「東京行ってみたい」と小言を58回くらいブツブツ言ってましたから、昨年は東京~大阪横断ツアーも敢行したわけなんですけど。
自分のことしか考えてなかった僕が、母親孝行というこっぱずかしい大義を成し遂げるまでには、3つのきっかけが積み重なりつづけてきたからなんだろうなぁと振り返るわけですよ。
こっぱずかしい母親孝行(ディナー)までのきっかけ
その1.突然の父親の死を受けて
今でも鮮明に記憶してます。太陽がギラつくお昼過ぎに何げなく目をやったら父親が倒れてました。あぁ、人ってこんなに簡単にいなくなっちゃうんだなと、もう少し、あの時、優しく接してやればよかったなと後悔したわけです。
亡くなってからあっという間に1年・5年・10年と月日は経過していきますから、こりゃあ急がないと…と心がザワつきはじめたんですね。
その2.乗客・友人知人らの、大切な人たちの別れを目の当たりにして
18年以上も介護タクシーをやってると同級生の親や祖父母や教師の家族を通院送迎したり、何十回もリピートしてくださる車いすユーザーや障害者高齢者のお客様の、突然の訃報を目の当たりにすることが増えてきます。
通院送迎や入退院を複数回行うなかで車内で会話を交わしたり、時には人生の教訓を手ほどき頂いたりすると笑、乗務員・乗客といった無味無臭な関係性を少し超えるわけでして、うまく言えないんですけど介護タクシー車内の空間が心地よい熱を帯びるんです。
予想だにしないタイミングで訃報を受けたあと、その熱たちは二度と介護タクシーめぐりに訪れないので、今見えている毎日や出会う人々は当たり前じゃないから言うべきことを言おうと覚悟が決まります。
その3.親孝行の沖縄観光や貸切ドライブをご一緒して
車椅子一人旅や親子3世代観光や新婚旅行などのサポートをしてきましたけど、半数近くのお客様は親や祖父母に沖縄観光をプレゼントしたい という目的で観光介護タクシーめぐりをご利用なさいました。特に、こういう親孝行の観光は女性が企画して行動に移されることが圧倒的に多いですね。
一般男性の意見を代弁するわけじゃないですけど、男性の親孝行的観光プレゼント率が低い?理由の一つに、まず、母親に「旅行行く?たまには〇〇に観光しに行こうか??」って言うのがこっぱずかしいんですよ(苦笑)。
あとは仕事が忙しくて対応できないってのもあるでしょうけど、覚悟が決まれば自営業でも会社員でも仕事の調整はできると思うんです、はい。
後部座席や食堂で楽しそうにおしゃべりしている風景を何度も目の当たりにすると、あぁ、親孝行っていいもんだなぁ・やっとくべきだよなぁって思えてきたんです。
身体の不自由なお客様らとのふれあいで気づかされることがあるんですよねぇ。一言でいうと、人生長いようで短い(かも)から、後悔のないようにやれることをやっとけよ!! でしょうね。僕はそのように受け取りました。
後悔が一つでも残らないようにやるべきことをやる・大切な人との時間をもっと過ごしたいから・地域に/社会に貢献したいから・目の前のお客様が喜んでくれるから などなど、人生を生きる意味や意義なんてぇのはそれぞれが決めることですよね。
うっぷす!!なんかいつもの堅苦しいメッセージになっちゃいましたが、何が言いたかったかと言うと、祖父母に沖縄の美しい海とビビッドな花を見せて喜んでほしいとか、親孝行で沖縄観光をプレゼントしたい方は介護タクシーめぐりまでお問合せ・ご相談くださいね。全力でサポートしますので。
ちゃんちゃん