今回の内容も介護タクシー事業車両(AZR60ノア)の備忘録的点検ブログとなります。
今現在の走行距離 20万キロ余。
最近、信号待ちでエアコンを稼働させたときにアイドリングが安定しない。
(エンジンがブルン・ブルンと唸って運転席周りにも振動が伝わってくる感じ。)
何だか、エンジンの一か所がしっかりと機能していない感じ。もしや?と思いスパークプラグを点検しました。
そしたら、案の定。。。。
上記画像はエンジンルームの状況を撮影したもの。
そこから整備を進めますと……
車イジリが好きな方なら、点火プラグコードや点火ダイレクトコイルの違いもモチの論で理解できるのですが、
お知りでないないかたにお伝えしますと、このグレーのゴム部品がエンジンを動かす一助を担う大切な部品であり、
その下の白い点火プラグは強烈なク火花を放ってエンジンを動かしてくれるために必要不可欠なパーツなんですね。
AZR60ノアのプラグ交換は不調が出る前に10万キロ走行毎に行うべし
新品状態の点火プラグならこのような白い付着物は付いていません。
プロの整備士ともなると、点火プラグ先端の付着物の湿り気具合や量を観察したり、火花がスパークするポイントの金属の減り具合をみて今すぐ交換すべきか否かの判断を行うことができます。
点火プラグ交換においても大事なものさしといいますか、指標と言ったら伝わるでしょうか。
一応、このトヨタメーカーからの推奨交換時期は点火プラグを10万キロ使用したら、燃費性能やキビキビ運転を維持するために早めに交換せよとの指示があります。
今現在、ごらん頂いている画像は、沖縄本島を10万キロ走り抜けた劣化プラグです。
プラグ全体をよーく観察すると、ある異変に気が付きました。
白と金属の境目に見える、やや、焦げ付いた茶色は、本来漏れてはいけない場所から電気が漏れている という現象であり今すぐ交換のお知らせでもあるわけなんですね。
この外観異常が、冒頭で述べたエンジン、ブルンブルンの原因の一つだと推測しました。
点火プラグ交換にあたって、整備工具とそれなりの知識・見識・経験がなければDIY交換をおススメしないのですが、改めてお伝えしたいのは、信号待ちなどの
アイドリング状態でエンジンがブルンブルンと唸るようなら、先ずは点火プラグの点検を行いましょう。
エアクリーナーもエンジンオイルも点火プラグも全ては消耗品であり、そのパーツごとに定められた交換時期というものがあります。
それを無視して乗り続けていると、ある日突然エンジンストップ…という悲劇もあり得るので、快適な福祉車両ドライブを維持するためにも、点検・整備にはコストをかけて臨みましょう。