取材日:2017年 6月15日
沖縄県名護市宮里・名護市営球場といえば、プロ野球チームが毎年2月にキャンプを行う場所。
その熱気と活気あふれる名護市営球場のすぐ近くに座するホテルゆがふいんおきなわがグラウンドで活躍する選手たちを見守り続けています。
実は、車椅子ユーザーからも親しまれているバリアフリー対応の宿泊ホテルでして、私も過去2度ほど電動車いすユーザーをお迎えした経験があります。そんなホテルゆがふいんおきなわのユニバーサルルームのご紹介を介護タクシードライバー目線でトライしてみます。
是非、参考になさってください。
東(あがり)館4階にバリアフリールーム3部屋完備
左が本館・右側建物がバリアフリールーム完備の東(あがり)館です。
スタンダード車いすやリクライニング車いすならこの高さの段差のクリアは介助者にとって苦労ではありませんが、電動車いすユーザーは手前のアスファルトスロープを活用なさった方が宜しいでしょう。
ささやかな気配りが感じられました。
ホテル入り口から右手に受付カウンターがあります。
柔らかい雰囲気とホスピタリティー溢れる女性スタッフが笑顔で出迎えて下さいます。
受付を済ませたら、右奥の通路へ向かいましょう。
あ、本館1階にも多機能トイレが完備されています。撮影し忘れましたが(笑)
ここ最近、自然が放つ緑や色彩鮮やかな花びらに心惹かれる私です、年をとりました。
これよりユニバーサルツインルームでございます。
今回の取材依頼に協力くださった副支配人・金城様いわく、東館4階になんと3部屋もバリアフリールームを備えているとのこと。
しかしながら、スポーツ団体合宿のある2月や本土からの修学旅行シーズンなど団体宿泊者・ご利用時は予約が取りづらい状況も発生するとの事。先ずはお問い合わせして、旅行日との兼ね合いを確認なさると良いでしょう。
入室してすぐ右側にクローゼットスペースがありました。
バス・トイレルーム
浴槽・内壁に配置された手すりの配置間隔が丁寧。足元が不安定になりがちな障がい者や高齢者にとって、浴槽からの立ち上がりや座り込みに大きな助けを果たしてくれます。
補足情報ですが、バリアフリールーム各部屋にリクエストシャワーチェアが1脚ずつ用意されています。
片麻痺本人や介助者にとってもシャワーチェアの有無は大変気になるところです。
これはありがたいですね。
くつろぎの客室
奥のベッドとソファの間にあるテーブルも容易に移動できるため、車椅子ユーザーの通行に支障はないでしょう。
ベッド間隔は600ミリほどでしょうか。
フロア面からベッドまでの高さもおよそ600ミリです。車椅子ユーザーがベッドへ移乗する際も、負担なく行える高さだと思います。
空港や観光地から戻って来てすぐ行わなければならないアクションが「電池容量50%切ったスマホ充電」でしょうからね。
Wi-Fi接続も問題なく行えました。少し見づらいですが、コンセント右横に有線ポートも備えられております。ノートパソコンを持ち込んでブログ更新しましょう。私もそろそろノートパソコンが欲しくなってきました。
やはり、Macbookあたりが意識高い系を装えるのでしょうか。
こちらにキャリーバッグや手荷物を置いたり、車椅子ユーザーが切り返しをするスペースだったり。余裕があるという事は何事にも通ずるものです。
取材当日の2017年6月15日、名護市営球場の姿が見えません。実は、新しく生まれ変わるべくリニューアル工事の真っただ中なのでした。通常であれば、このバルコニー越しからプロ野球のキャンプだったり社会人野球・高校野球児たちの熱気あふれる活躍を眺める事ができるはずなのです。
ホテルフロントに直結しています。
何かトラブルがあった際の安全配慮ですね。寝相の悪い私は利用を控えなければならないようです(笑)
副支配人・金城様にお伺いしたのですが、本館・東館含めて121部屋あるうちバリアフリールームは、なんと、3部屋も。
全体に占めるバリアフリールームの部屋数としては福祉的観点からも素晴らしい配慮だなという印象でした。コネクティングルームはございませんが、バリアフリールームが3部屋隣り合わせで連なっています。今回取材させて頂いた部屋は真ん中のお部屋になりました。
さて、お腹がすいてきましたので、2階のレストランに参りましょうか。
ホテル2階で食事を楽しめるエリアも是非ご覧ください。
ランチは沖縄食材、ディナーは季節ごとに移り変わるオリジナルバイキングを提供
ティーダダイニング【心彩身】は地産地消と医食同源をテーマに日々、美味しく色鮮やかな料理を提供。
ディナータイムではオーダーバイキングスタイルをご用意。
また、こちらの2階にも多機能トイレが完備されていました。
左・手前には人工肛門を活用する方の為のオストメイト設備がありました。多機能トイレの普及も全国的に整っていますが、当事者からすれば、より、求めていきたい設備でしょう。オストメイト設備を確認できると何故かテンションが上がる私です(笑)
如何でしたか。
障がい者・高齢者の方々はお部屋のゆとりと前面フラット設計のユニバーサルツインルームを是非ご予約下さい。
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