バリアフリー沖縄観光早くも3日目。
本日の移動区間は宿泊ホテルの恩納村から本部町まで北上、そこからグイっと南下して読谷村でフィニッシュ!と、結構な長距離観光ドライブとなります。
お客様のリクエストを事前にヒアリング、それぞれの観光地で催されるイベント情報を把握しながら、渋滞も考慮した移動時間を計算しつつプランをコンプリートせねばなりません。現地の道路状況・バリアフリー情報に長けた介護タクシードライバーの腕の見せ所であります。
とはいえ、旅先では予期せぬハプニング(お客様体調不良・イベント中止・営業停止・事故渋滞…etc)も起こるわけで、そこの帳尻合わせといいますか、予定が予定通りにいかない時にこそ打開策をひねり出してそれを心の奥底で楽しむ、、、くらいが『旅』の醍醐味なんじゃないかと思うわけなんですねぇ。
美ら海水族館の目玉・ジンベエザメは読谷村出身
知ってました?
そうらしいんですよ。
ジンベエザメは読谷出身 なので『村魚』に決定 美ら海水族館にも提供
今度、紅芋タルトを都屋漁港の海人食堂の海鮮丼の上にのっけながら食らってみようかと思案中。
読谷村・都屋漁港のバリアフリー設備は充実してますからね。(エレベータ・車椅子トイレ完備)

伊江島タッチューをバックの記念撮影はおなじみの光景
お客様、ティアドロップサングラスが似合いすぎる。
しかも、南国沖縄の空気感に沿った服を日替わりでお召しになっていてとてもオシャレ。
京都観光でアロハシャツ堂々と着られても、、ねぇ、、、みたいな所はありますからね(苦笑)
お客様との触れ合いから学ぶことは多々あります。
訪れた時間は10時半過ぎ。
無料で楽しめるイルカショー・通称オキちゃんショーが11時スタートです。
拝んでいきまショー。

インバウンド観光客MAX・リアクションMAX 熱気ムンムンMAX

車椅子10人は収容できる専用エリアが水槽前・左右と、階段席・上部に1か所。
やはり、至近距離からのイルカの挙動を拝んだ方が良いでショー。

OH-!

OH!OH!!

Oops!!
無料ながら見応え抜群のイルカショーを堪能したら本命のジンベエザメを拝んで来まショー。

ヒトデ・ナマコ大好きな方なら興奮の極みスポット
海の生き物にダイレクトに触れていいこのコーナーは、大人も子供も興奮しますし、テンション上がって水中からヒトデ・ナマコを取り出してしまいがち。
美ら海のオネェさんに怒られるので気を付けましょう。
(わたしは怒られました(笑))

5分くらい待ってやっと触れた

水槽ケース内側からのクリーンナップ作業

自動フラッシュが作動せず
マナーよりも我欲優先社会・日本
読谷村出身のジンベエザメが拝めるアクアリウム水槽前にはいつの間にか車椅子ユーザー専用観覧席が設けられていました、、、、、、が。

こうなって

こうなる。
日本語でも英語でもハングル語でも中国語でも表記しているにもかかわらずこの有様。
たまたまかもしれませんが、この専用エリア内に欧米人はいませんでした。
避けずに関わり過ぎずに見守り 時に手を添える を自然と振舞える欧米人の対応ぶりを幾度となく目の当たりにしたとき、日本の欧米の違いは何なんだろう?と思うわけなんですねぇ。

天気に恵まれました。
格別の海が貴方を癒す 古宇利島のポテンシャル
タクシードライバーはタクシーを運転しなければならないので、古宇利島大橋ドライブから見えるコバルトブルー・エメラルドグリーンの海を写メる事は出来ないのでその感動を画像でお伝え出来ないのが歯がゆいのですが。

ホンジツモ セイテンナリ
こちらで昼食を頂きました。

お客様はウニ丼定食

ヘルパースタッフ阿部君はあぐー豚の生姜焼き定食

私はゴーヤーチャンプルー定食 苦瓜の厚み・ビビッドな緑色からもこれぞ沖縄県民食と唸らされる一品。 モズクも食感しっかりしてるよ
当然、こちらでもお客様は地元のビールが断然ウマい新鮮直送オリオンビールをぐびぐび飲み干されました。
Oops!
追加注文のようです。

魚汁・単品
ギョギョっと出し汁が器を満たしております。
〆のラーメン・〆のステーキならぬ〆の魚汁も流行りそう。

食事を済ませた後は曇り気味でした。by古宇利ビーチ
さあさあ、〆の琉球村へ向かいませう。
琉球村と獅子舞とワタシ
お客様がエイサーの演舞をご覧になりたい、というリクエストでしたので、
エイサー演舞・庶民の生活を具現化した雑踊り・エブリバディOKINAWAダンシングが楽しめるカチャーシーも全てがセットになった「道じゅねー」をご案内する事にしました。
因みに10:00 16:00 で催されています。
他にもアトラクションが満載 要チェケラです。
何とか間に合いました。

木陰の下を確保。
16:00とはいえど、沖縄の日差しの強さは強烈です。
体温調整が難しい車椅子ユーザーへの配慮も適切におこなっていかねばなりません。因みに弊社では大人二人分を収めるゴルフ傘を常備しております。
お気軽にお申し付けくださいね。
タイミングよく道ジュネーイベントがスタートしました。

よく見たらカメラ目線
恩納村・山田という地域にグスクを築いた護佐丸御一行がしばしの休息と芸能を楽しむ、、、、というコンセプトのようです。

沖縄にはハイビスカスの赤がよく似合いますよね
どうやら獅子舞が演舞されるようです。

観客の巻き込みながら空気を盛り上げていきます。
この獅子舞、結構ないい加減野郎でして、調教師のお兄さんのいう事をほとんど聞きません(笑)
我関せず、時には聞いてやるみたいなワガママ獅子でして、そのちぐはぐなやりとりで笑いを誘いたいのでしょうが、少し勿体ないのは、調教師お兄さんの声量が不足気味で何を言っているか聞き取りづらい側面がありました。
まぁ、でも、アドリブ感を匂わせる演出は観客の笑いを誘っておりましたで。

ふんふん

ほうほう、こちらに近づいてきましたが。。。
嫌な予感がしました。
やってくれました。

フェイントからのーーー

ドーーーーーーん

ドーーーーーーーーーーーん

喪黒福造ばりに畳みかけてドーーーーーーーーーーーーーン
あーーーーウゼェーーーーーと思ったら

セルフィ―にドーーーーン
まぁ、盛り上がったんで良しとします(笑)
その模様もテレビカメラに撮られていたんだろうなぁと。
兎にも角にも道ジュネーは大盛り上がり。

ヘルパースタッフ阿部君は率先して輪に入っていきました。偉い!!
沖縄らしさを感じて頂けたでしょうか。

旧・花城家でのフォトグラフ 約120年の歴史が見えてきます。久米島からの移転だそうな。
他にも旧・島袋家 旧・玉那覇家・旧国場家と多種多様な国指定有形文化財が琉球村に点在。
元々ここにあったわけでなく、琉球村というコンセプトに沿った移築工事を経てここで観光客をもてなす施設となった、、、という位置づけがしっくりくるようです。各家々で紅型染や三線体験が催されています。

やちむん(焼き物)がずらりと陳列
傾斜のきつい坂や一部凸凹とした通路もありますが、基本的に、琉球村内はバリアフリー。
文化遺産とバリアフリー設備は時に相いれないものです。細かい突っ込みを入れればキリがありません。
しかしながら、こちら琉球村は車椅子ユーザーでも楽しめる配慮がなされた観光地と言えるでしょう。
時に、一人で日本・世界各地の観光地を楽しむ車椅子ユーザーもおりまして、そのようなニーズがある事もサービス事業者は心に留めておかねばなりません。
単独では琉球村全体を回る事は厳しいかなぁという印象。
そのような車椅子ユーザーを見かけたら「どのようにお手伝いすれば宜しいですか?」
そのような声掛けが自然と出てくる社会でありたいものです。

………しつこいなコイツ でも、何だかジワリと笑けてくるw
さあ、明日は世界遺産グスク人気ナンバーワンの首里城と与那国馬と戯れるバリアフリー海水浴が待っています。
身体を休めて英気を養いましょう。