答えは YES I DoでSay Yes.
愛嬌不足・気配り不足・笑顔不足の私(介護タクシーめぐり)にふたたび観光ドライブ依頼を下さるなんて、アマミキヨの思し召しとしかいいようがありません。
期待を超える満足感をお持ち帰りいただけるように、脳内シナプス爆速でK夫妻専用の観光プランを創りました。
観光ドライブ直前の沖縄のテレビ/ラジオ/新聞はあいかわらず「感染者1,500名超え!」「先週と比べて◯◯名増加!」の大合唱でしたので、メテオ耳栓をしながら2日間を楽しみましたよ。
先日の観光模様をサラッと振り返ってみましょうか。
【初日】世界自然遺産・やんばるで県民食と絶景と特別天然記念物を味わう
名護市/大東1丁目:ひんぷんガジュマル
新鮮生ビール2杯が頂けるオリオンビール工場とBIG BOSS率いる北海道日本ハムファイターズのキャンプ地で知られる名護市ですが、樹齢350年以上のガジュマルも見逃せない隠れスポットです。
度重なる台風で倒壊の危機がありましたが、力強い鉄柱を張り巡らせたおかげで名護市を訪れる人々に無言の脅威と癒しを示し続けています。
今気づきましたが、旦那様ひそかにニコッと笑顔じゃないですか(笑)。
ガジュマルのマイナスイオンシャワーをふんだんに浴びた我々は、すこしはやめの昼食をすませるべく国頭村の名店に向かいました。
国頭村/鏡地:食堂ひまわり
沖縄そばじょ~ぐ~(好き)なら一度は耳にしたことがある隠れ名店でございます。
新鮮もやしのシャキシャキ食感と中太麵が口に入った瞬間に国頭ハーモニーが奏でられて何たることか(意味不明)!!
店内はテーブル席が3つほどあるので、スタンダード車椅子ユーザーなら食事にもそれほど困らないでしょう。
しかし車椅子介助に慣れていない人からすれば、店舗駐車場の砂利と入口ドアの10㎝段差に難儀をするかもしれません。
お腹とココロを満たしたのでスピリチュアルツアーでも人気の大石林山に向かいました。。。と、その前に絶景スポットに寄り道。
番外編:身の毛がよだつ茅打ちバンタからの絶景オーシャンビュー
私の撮影スキルが未熟ゆえに、高さ80メートルの興奮度が画像を通して10%しか伝わらないのが悔しい(苦笑)。
国道58号線側にせり出しているデカい岩石も見ごたえありますしおSUSHI。

道路が狭く車両の往来に気をつけねばなりません
運行スケジュール上、茅打ちバンタ展望台に立ちよることはできませんでしたが、広々駐車場に手すり付きトイレとスロープが整っている展望台は、次回のやんばる観光にお預けということで(笑)。




国頭村/宜名真:大石林山
お客様宿泊ホテルが恩納村でしたので、移動に90分以上かかりました(苦笑)。
そうそう、チケット販売所から大石林山入口までは健常者しか乗れないシャトルバスのピストン運行なので、車椅子ユーザーは販売所スタッフに声掛けして特別通行許可証をもらい、運転席ダッシュボードに掲示しておきましょう。
現場スタッフの案内に従えば、入り口近くの臨時駐車場に福祉車両を停めることができます。
バリアフリーコース入口にそびえたつGAJYUMARU!!
やんばる観光ドライブの安全運行を見守るかのように、奇々怪々な枝から我々にヒーリングパワーを浴びせてくれました。
バリアフリーコース内の傾斜は車椅子介助に慣れている男性ならなんてことないものです。つまり、女性に難儀な思いをさせてはなりませんぞ と言いたい(笑)。
コース内にはライオン・ゴリラにみえる石や南国特有の植物が生い茂っており、やんばる観光の癒しを感じ取ることができます。
さぁ、お次は沖縄本島・最北端の辺戸岬へGogo,GO!!しました。
といっても、大石林山から車で5分圏内ですが。
国頭村/辺戸:辺戸岬
お客様のうしろに見える寝そべった人間の横顔みたいな山は、辺戸御嶽(ヘドウタキ)・安須森御嶽(アスムイウタキ)と呼ばれています。
簡単に言えばウタキとは神々が降り立つ場所とされていて、沖縄文化に根差す祈り/祭祀の地です。
見れば見るほど人間の顔ですよね(笑)。
辺戸岬の最北端・展望台からのオーシャンビューは気持ちがいいです。
遮るものが一切ない真っ青な海に吸い込まれそうな不思議な感覚を覚えます。
毎日目にする沖縄の海ですが、辺戸岬周辺の海はちょっと様子が違いますね、神秘的な色合いが含まれている気がします。
国頭村/安田(あだ):くいなふれあい公園
辺戸岬から東海岸道路を走ること40分、安田くいなふれあい公園に到着しました。
ウソみたいなホントの話ですが、小屋の中から一向に出る気配のないヤンバルクイナの「くぅー太」が、観客が集まりだしたタイミングを見計らってのそのそと姿を表わしました(笑)。
用を足すときも木陰に隠れますし、水浴びするさまを写真に撮りやがれ!撮りたいんだろ?的な人間慣れしたふるまいがウケます(笑)。
常駐ガイドさんの説明によれば、ヤンバルクイナは時速40キロで走れる俊足の持ち主だそうな!
にわかに信じがたい話ですが、ウサイン・ボルトと100m勝負させてみたいですね。
大宜味村/津波:道の駅おおぎみ
宿泊ホテルまでの帰路は長距離ドライブになるので、道の駅おおぎみへトイレ休憩の為に立ち寄りました。
そうそう、1年半前につぶやいた道の駅おおぎみの多目的トイレ内のクーラー設置の件がわりと反応を頂けましてね。
真夏の炎天下、致し方なく古宇利島の車椅子トイレでユーザーの着換えをしたんだけど、「多目的トイレにクーラー付けるべきですよねー」って同行ヘルパーさんと談笑してたら、実現してたよ、道の駅おおぎみで(笑
でも、そうあるべきですよね、ユーザーは健常者のようにスパッと済ませられないですから pic.twitter.com/ZtRphSVD6w
— 花城タケシ@外出先バリア解決の職人&ライター (@gappai2323) August 20, 2020
「便器に座るまで・用を済ませるまで・便器から立ち上がるまで」健常者の3倍以上も時間を要する車椅子ユーザーならびに人工肛門有するオストメイトのために・介助するヘルパー/家族の為にも、屋外多目的トイレには順次クーラー設置を求めたいです by合同会社めぐり
それはそうと、クーラー電源ON/OFFスイッチが見当たりませんでしたが、事務所に声掛けするのでしょうかね。
初日のやんばるドライブを終えて次なる目的地は沖縄本島・中部と南部を攻めていきました。
【2日目】東アジア最大空軍基地とコザの歴史と琉球王国の復興をたずねた
嘉手納町/屋良:道の駅かでな
2022年3月にリニューアルオープンした道の駅かでなは、基地を見下ろす展望台が30数メートル車道側にせり出したので、臨場感あふれる軍用機の離発着が体感できます。
展望台にあがって数分後にはオスプレイの水平飛行を目の当たりにできましたが、あいかわらず不快な飛行音です。
■基地で働いて生計をたてている県民
■基地があることで起こる暴行/事故/事件
■基地があったことで出逢い結ばれた県民と軍人
■基地があると攻め込まれるから出ていけ平和主義者
■基地があるから攻め込まれていない昭和後半~平成~令和の沖縄
ロシアのウクライナ侵攻によって国防と平和と基地共存の関係性をあらためて考えさせられました。
何が正しいのか、これからの日本(沖縄)はどうあるべきなんでしょうか。
沖縄市/上地:コザミュージックタウン→空港通り→パークアベニュー
エイサーの街として・オキナワンロックの街として知られる沖縄市が、どのような経緯をへて今に至るのかを知らない沖縄県民は案外多いのではないでしょうか。
お客様と共に沖縄市を学ぶべく、コザミュージック1階にある一般社団法人・沖縄市観光物産振興協会で有料ガイド「After1945~街は歴史博物館~」を事前申し込みしていました。

ヒストリート資料館内の撮影は禁止されています
集合場所のコザミュージックタウンから嘉手納基地に向かって空港通りを歩く道中の傾斜や縁石段差のバリアに気をつけながら、沖縄市の戦後と文化を展示しているヒストリート資料館で学んだあとは。
亀甲墓のまえで親戚一同が集まってごちそうと家族のつながりを頂く清明祭(し~み~)の説明を受けました。
本土の方からみればお墓のまえでご飯を食べるなんて考えられないことらしいですね。
知る人ぞ知る名店・パッチショップ/タイガーエンブですよ。
米軍・自衛隊のパッチや刺繡をつくるほか、オリジナル刺繡制作も承りますからね。
私も以前お世話になったことがありまして、とにかく商品のクオリティが高いです。刺繍のきめ細かさや立体感が素晴らしくて口コミやリピーターで支持され続けていました。
90分のガイドもあっという間に終了、コザミュージックタウン1階のエイサー会館前にて記念撮影。
県民の私としても学びが多くとても充実しました。
うっぷす!!
お客様、エイサー会館・販売コーナーのお子ちゃま向けパーランクー太鼓に興味を示されました。
エイサー祭りあるある光景ですが、2~3歳くらいの子供がヨチヨチ歩きでパーランクー太鼓や大太鼓を叩くさまが愛おしくて可愛いんですよね(笑)。
那覇市/首里:首里城
うら若き乙女2人衆が琉装を着て守礼門前で記念撮影の真っ最中でして。
そのアングルが一番キレイに撮れる構図なんですよね。
しばらく待ってても撮影終わりそうになかったので逆アングルから記念撮影をば。
むぅ、これはこれで良きかな。
と思っていたら乙女2人衆の撮影が終わったのですぐさまカットイン!
ちなみに3年前の守礼門がこちら。
お二人とも変わらないなぁ。
変わったのは私のほうれい線の深さくらいか。。。
思っていたよりも復興はすすんでいませんでした。
2022年7月には画像中央あたりに木材倉庫が建設され、2026年中に復興した正殿の公開を目指しているそうです。

画像引用元:首里城公式サイト「首里城復元に向けた取り組みより」
むおおお、バカでかい木材倉庫ですね。これはこれで楽しみ。
4年後の正殿お披露目に合わせた再会を誓って?お客様としばしのお別れとなりました。
介護タクシーめぐりは感染者報告とワクチン接種を促す報道に疲れている障害者/高齢者へ癒しの沖縄観光ドライブを提供中です。
いつでもお気軽にお問合せくださいね。